関西桜友会 平成29年6月度 二木会開催報告

平成29年6月度の二木会を次の通り開催しましたのでご報告致します。

1.日時     平成29年6月8日(木) 18時30分~20時30分
2.テーマ  「日新電機のDNA経営」
3.講師   
小畑英明氏 (昭和48年大経経卒) 日新電機株式会社 代表取締役  社長
4.出席者 29名  

講演要旨
ご講演いただいた小畑氏は、中等科から学習院に学び経済学部卒業後、1973年に住友電気工業に入社されました。組合委員長から異例にも、人事部長に抜擢され常務取締役を歴任し、その後、同社グループで1910年に創業された日新電機に2009年異動され、2011年から代表取締役社長を務めておられます。特に、院長安倍能成氏から在学中に薫陶を受けた「正直に生きなさい」を座右の銘として、日新電機の事業精神に活かされておられます。

  日新電機は、住友電気工業のグループで重電8社の一角に位置して、電力機器、新エネルギー環境事業、ビーム・真空応用装置、及び工事・メンテナンスが事業内容です。連結ベースで売上は、約1,300億円(うち、40%が海外比率)、営業利益は187億円、社員数は5,000人で株価が現在1,300円の会社です。特に、電圧を作る電力用のコンデンサやガス絶縁開閉装置(GIS)などに注力していて、1970年に米国のハイボルテージと合弁会社を設立し、爾来、タイ、台湾、中国に進出しました。

 実態的な事業(高電圧及び真空応用技術)と異文化・寛容な技術ベンチャー精神を掛け合わせて、最先端機器の高機能化や電力の安定供給に貢献する電力機器事業を現在の主力事業と位置付けています。電力会社向けの電力用コンデンサは国内シェアの100%近くを占めています。今後は、発送電分離マーケットでも周波数変換の増幅コンデンサーが使用され、電気エネルギー供給、メガソーラーや原子力発電からの送電時の交流・直流フィルター連携設備、中国の『一帯一路』計画も含めた送電網への再投資、パソコン・モバイル機器に内蔵されている半導体やFPD製造用のイオン注入装置及びビーム真空応用技術等の需要が見込まれます。

(文 新道正雄)

 

日新電機の4つのDNA(=事業の精神)をご紹介いただきました。

1.  創業以来のベンチャー魂
高い志と常に挑戦し続ける情熱で未来を切り開く精神

2.  社名に込めた「日々新」の精神
四書五経の大学にある「日々新たに」を目指し、努力を怠らない不屈の精神

3.  異なった文化、技術への寛容さと咀嚼力
異なるものを受け入れ自分のものにしていく精神

4.正直な会社(社会に正直に、会社に正直に、自分に正直に)
コンプライアンスの王道を踏み外した行為から生まれる利益は1円たりとも要らない。
「正直に
は、安倍能成院長に学んだ精神であり、浮利を追わないという住友本家の経営理念にも通じるものと思います。

これら4つの精神は、企業経営面だけではなく、個人の日常生活面においても常に心掛けたい内容でもあると感じました。

 (文 木口久喜)

 

 

 熱心に聴き入る出席者の皆さん。

 

  

畑中世話人から講師の小畑英明氏(右)へ記念品の贈呈。

 中村多加志氏(平3大経営)のリードによる「院歌」の締めで会場は大いに盛り上がった。

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