関西桜友会 平成30年12月度 二木会開催報告

平成30年12月度の二木会を次の通り開催致しました。

1.日時    平成30年12月13日(木) 18時30分~20時40分
2.テーマ  「論語を読む」
3.講師    阿波田時彦 氏(昭和38年大経済卒)
            早稲田大学大学院経済研究科修士課程修了 学習院大学経済学部助手、出版社を経て、現在、フリーのライター。 
        (ペンネーム:宇田川 一彦 氏)

4.出席者 26名

講演の要旨
 
「孔子」は紀元前551年生まれ中国の哲学者で、「論語」は弟子たちが教養や道徳に関する孔子の論評を記録したもの。20編、500章から成る。「論語」は、江戸時代に朱子学として伊藤仁斎や荻生徂徠によって研究された。

 講師は、小中高生から「論語」に浸り、お気に入りの論語をいくつか紹介された。①<・・割不正不食・・>「孔子は割目が正しからざれば、食らわず」②<・・君子以文繪友、以友輔仁・・>「君子は文をもって友と会し、友をもって仁を輔く」③<子白、未之思也、夫何遠之有哉・・>「先生は言われた。真実恋をしているなら家の遠さなど気にならないと。」④<・・子在川上白、逝者如斯夫、不舎昼夜・・>「先生は川のほとりで言われた。過ぎ去るものは川の水のように、昼も夜も、一刻も止まらず過ぎ去る。」⑤<・・子白、徳不孤、必有鄰・・>「道徳は孤独であるはずがない。きっと同類を周辺に持っている。」

 また、講師の独協高校時代の同級生で落語家の古今亭志ん朝氏の落語「厩焼けたり」や、講談の題材になっている「高田馬場(院内の血洗の池?)の仇討ち」にも論語からの引用が見受けられる。

 日本文学者では、漱石・志賀直哉・谷崎などが論語を愛した。「論語本」として英文では、”Confucius The Analects PENGUIN CLASSICS 2014”を、日本語では、貝塚茂樹や吉川幸次郎の文献を推薦する。旅のついでには、「孔子廟」や論語の聖地とされる湯島聖堂、足利学校、庄内藩校致道館などなど日本の10か所を訪ねていただきたい。

(文 新道正雄 講師加筆)


学習院大学構内にある輔仁会館名は、前述の<・・君子以文繪友、以友輔仁・・>「君子は文をもって友と会し、友をもって仁を輔く」(紳士は文化の生活によって仲間を集め、集まった仲間によって、それぞれの人道を増進する。論語・顔淵第十二―24章)に由来するとの解説であった。

(文 木口久喜)

佐々木宏氏(昭和45大経済 写真左)から講師へ記念品の贈呈

会の終盤に全員で院歌を斉唱し、平成30年を締め括った。

 

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