カテゴリー別アーカイブ: 技術交流会

小津和紙/くすりミュージアム見学会(第97回技術交流会)のご報告

下記により見学会(第97回技術交流会)を開催しました。

日時:2019年1月18日 (金) 14:00~17:00
見学場所:①小津和紙 
URL: http://www.ozuwashi.net/
      ②くすりミュージアム 
URL:  https://kusuri-museum.com/

冬晴れの午後、JR総武線快速・新日本橋駅改札口に多くの会員とゲストの方に集合いただき、駅前から徒歩で「小津和紙」、その後「くすりミュージアム」に向かいました。

「小津和紙」では、小津和紙の歴史や和紙原料等のご説明を受け、和紙の製造過程のご紹介映像を見て和紙について簡単に学びました。
映像の次は、「手漉き和紙体験」。指導してくださる方のいう通りやってみますが、すぐにスゲタの中で和紙がよれてしまいます。意外に難しく、皆さん苦戦されていました。(1回でできた方もいました)
和紙の展示スペース「小津和紙照覧」には、各地の和紙や和紙を使った作品が展示してありました。また江戸時代の大福帳や多くの文書類が展示してある「小津資料館」もあり、和紙に関する貴重な情報を得られました。
「くすりミュージアム」では、入口でメダルを渡されます。このメダルを館内の各コーナーにあるメダルコントローラーに置くと、映像や解説が流れたりゲームが始まる仕組みになっていました。
対戦型ゲームのコーナーでは、エアホッケーに似たCGゲームを楽しみながら、インフルエンザや気管支炎がどんな病気なのかや、治療薬が力を発揮する仕組みを学習できます。
その他にも、くすりを構成する原材料のことや、くすりの開発過程を疑似体験できるコーナーなどがあり、体験型展示を通して薬の知識を得ることができました。

なお、見学会終了後は新橋で、理学部同窓会新年会を兼ねて恒例の懇親会を開催し、楽しいひとときを過ごしました。
         

第96回技術交流会のご報告

■ 開催日時:2018年11月10日(土)13:3016:00
■ 開催場所:中央教育研究棟 12 階  国際会議場」

■ 講 演:
講演1:『射影空間とピンポン玉』 13:30~14:40 (質疑応答 10 分を含む)
講 師:  学習院大学 理学部 数学科 教授: 高木 寛通 先生
講演要旨(予稿より):
数学の各分野において、その分野におけるもっとも基本的なものを特徴づけるという研究成果があります。特徴づけるというのは、「そんなほらを吹くのは熊公に違いない」というように、なにか一つの特徴を持って、その人(対象)を言い当てるということです。例えが悪かったですが、数学でもっとも有名な特徴づけは、ポアンカレ予想(の解決)でしょう。これは、ピンポン玉(球面)や浮き輪のような境界のない曲面、およびその高次元化のなかで、ピンポン玉およびその高次元化(高次元球面)を特徴づけるという定理です。これはゴム膜の幾何学とも呼ばれる位相幾何学における定理です。私が専門としている代数幾何学においては、射影多様体というものが一つの主要な研究対象ですが、その中 で、もっとも基本的なものが射影空間です。射影空間とは、遠近法に関係する射影幾何学を展開するためにルネッサンス前後に考案された幾何学的対象です。森重文氏(1990年フィールズ賞受賞)は、この射影空間を特徴づける定理を思いもよらない方法で証明しました。この講演では、その特徴づけの証明、および、その手法が射影多様体を分類するという研究にもたらした計り知れない影響について説明します。
講師略歴:
1973年東京都生まれ、
1995年東京大学理学部数学科卒業
1999年東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了、学位(数理科学)取得
    京都大学数理解析研究所助手、
    東京大学大学院数理科学研究科助教授および准教授
2018年より本学教授 現在に至る
                  

講演2:『ヘリウムを知る、ヘリウムを使う』 
14:50~16:00 (質疑応答 10 分を含む)
講 師: 福島県立医科大学総合科学教育研究センター 教授:開 康一 先生
講演要旨(予稿より):不活性、軽い、単原子分子、などの性質で知られる原子番号2の元素「ヘリウム」。ヘリウムは1868年太陽スペクトル中に未知の元素による輝線が観測されたことをきっかけに発見され、ギリシア語で太陽を意味する「ヘリウム」と名付けられました。その後地球の大気中にもヘリウムが存在することが確認されました。天然ガスからヘリウムの分離が成功してからヘリウムの工業的生産が行われ、その後我々人類は科学や工業にヘリウムを使うことができるようになりました。ヘリウムの研究の歴史を振返り、ヘリウムの利用や流通の現状と自然科学、特に物性物理学分野での研究/利用例を紹介します。
講師略歴:1994年 学習院大学大学院 博士前期課程修了
1997年 総合研究大学院大学 博士後期課程修了
1998年6月 -2018年3月 物理学科 高橋研究室助手 (2007年より助教)
2004年10-2006年1月 l’Universite Joseph Fourier客員研究員
2018年4月より 福島県立医科大学 総合科学教育研究センター 教授
                

■ 懇親会:16:15~18:15
  場 所:ジョアン(Johan トラッド目白(旧コマース跡)1階
      

以  上  

第96回技術交流会のご案内

2018年10月
理学部同窓会長  服部 充雄

下記により第96回技術交流会を開催いたします。
皆様どうぞお誘いあわせの上、ご来場いただきたくご案内申し上げます。          

■ 開催日時:2018年11月10日(土)13:3016:00
■ 開催場所:中央教育研究棟 12 階  国際会議場」
■ 参加費:無 料(学習院関係者なら、どなたでもご参加いただけます)
■ 参加申し込み:お名前、連絡先を明記の上、「第96回技術交流会申し込み」と記載し、電子メールまたはFAXをお送りください。
   メール:rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp 、 FAX:03-3988-3853(桜友会事務局)

■ 講 演:
講演1:『射影空間とピンポン玉』 13:30~14:40 (質疑応答 10 分を含む)
講 師:  学習院大学 理学部 数学科 教授: 高木 寛通 先生
講演要旨(予稿より):数学の各分野において、その分野におけるもっとも基本的なものを特徴づけるという研究成果があります。特徴づけるというのは、「そんなほらを吹くのは熊公に違いない」というように、なにか一つの特徴を持って、その人(対象)を言い当てるということです。例えが悪かったですが、数学でもっとも有名な特徴づけは、ポアンカレ予想(の解決)でしょう。これは、ピンポン玉(球面)や浮き輪のような境界のない曲面、およびその高次元化のなかで、ピンポン玉およびその高次元化(高次元球面)を特徴づけるという定理です。これはゴム膜の幾何学とも呼ばれる位相幾何学における定理です。私が専門としている代数幾何学においては、射影多様体というものが一つの主要な研究対象ですが、その中 で、もっとも基本的なものが射影空間です。射影空間とは、遠近法に関係する射影幾何学を展開するためにルネッサンス前後に考案された幾何学的対象です。森重文氏(1990年フィールズ賞受賞)は、この射影空間を特徴づける定理を思いもよらない方法で証明しました。この講演では、その特徴づけの証明、および、その手法が射影多様体を分類するという研究にもたらした計り知れない影響について説明します。
講師略歴:1973年東京都生まれ、
1995年東京大学理学部数学科卒業
1999年東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了、学位(数理科学)取得
    京都大学数理解析研究所助手、
    東京大学大学院数理科学研究科助教授および准教授
2018年より本学教授 現在に至る

講演2:『ヘリウムを知る、ヘリウムを使う』 14:50~16:00  (質疑応答10 分を含む)
講 師: 福島県立医科大学総合科学教育研究センター 教授:開 康一 先生
講演要旨(予稿より):不活性、軽い、単原子分子、などの性質で知られる原子番号2の元素「ヘリウム」。ヘリウムは1868年太陽スペクトル中に未知の元素による輝線が観測されたことをきっかけに発見され、ギリシア語で太陽を意味する「ヘリウム」と名付けられました。その後地球の大気中にもヘリウムが存在することが確認されました。天然ガスからヘリウムの分離が成功してからヘリウムの工業的生産が行われ、その後我々人類は科学や工業にヘリウムを使うことができるようになりました。ヘリウムの研究の歴史を振返り、ヘリウムの利用や流通の現状と自然科学、特に物性物理学分野での研究/利用例を紹介します。
講師略歴:1994年 学習院大学大学院 博士前期課程修了
1997年 総合研究大学院大学 博士後期課程修了
1998年6月 -2018年3月 物理学科 高橋研究室助手 (2007年より助教)
2004年10-2006年1月 l’Universite Joseph Fourier客員研究員
2018年4月より 福島県立医科大学 総合科学教育研究センター 教授

■ 懇親会:16:15~18:15
  場 所:目白ジョアン 
     トラッド目白(旧コマース跡)1階  TEL: 03-6907-0275
  懇親会費:4,000円
       講演会のみ、あるいは懇親会のみのご参加も大歓迎です。

技術交流会へメールアドレスをご登録頂くと都度ご案内致します。
メールアドレス:《rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp》

第95回技術交流会のご報告

■ 開催日時:20189 22日(土)13:3016:00
■ 開催場所:中央教育研究棟 12 階  国際会議場」

■ 講 演:
講演1:『ゲノムの傷を治す仕組みが生み出す生命科学』 13:30~14:40 (質疑応答 10 分を含む)
講 師: 学習院大学 理学部 生命科学科 助教:毛谷村 賢司 先生
講演要旨(予稿より):生物の設計図であるゲノムは、DNAという有機化合物から成ります。そのため、様々な化学物質と反応したり、物理的な影響により破壊されたりもします。これが、「ゲノムの傷」というものです。中でもゲノムの切断は、重篤な傷であり、元通りに修復されないと、ヒトでは発がんや遺伝子疾患などの原因になります。相同組換えは、このような傷をうまく治すことのできるDNA修復機構の一つです。同時に、生物の進化という遺伝的多様性を生み出す原動力にもなっています。最近では、ゲノム編集という革新的な技術にもこの原理が応用されています。本会では、「相同組換え」をキーワードに、傷を治す仕組みからゲノム改変技術の最前線まで紹介する。
講師略歴:2005年 九州大学大学院薬学府医療薬科学修了 博士(薬学)
2005-2007年 九州大学大学院薬学研究院 薬学研究員
2007-2009年 九州大学大学院薬学研究院 学術研究員
2009-2011年 九州大学大学院薬学研究院 助教
2011年-現在 学習院大学理学部生命科学科 助教
                           

講演2:『「日本の醤油」その歴史と安全性・秘められた機能性』 14:50~16:00  (質疑応答10 分を含む)
講 師: 長原 歩 氏(1978年化学修士修了)
    茂木本家美術館  副支配人
講演要旨(予稿より):中国より伝えられた発酵食品醤油は、日本の食文化に溶け込む形で発展を遂げ、現在では海外での現地生産も含め、世界100ヶ国以上で使用される万能調味料として、世界の味になっています。その日本の醤油について「食の安全」に係わる問題に科学的な見地から真摯に取り組み解決してきた歴史があります。また、食と健康に係わる醤油の機能性についても幾つかの研究報告があり、今回は、それらについてお話しさせて頂きます。
講師略歴:1976年 学習院大学理学部化学科 卒業
1978年 学習院大学大学院自然科学研究科化学専攻修士課程 修了 
1978年 キッコーマン株式会社 中央研究所 入社 
1989年 米国ウィスコンシン大学食品研究所 派遣研究員
1997年 キッコーマン株式会社 環境保全推進室・環境企画部長
2003年 キッコーマン株式会社 バイオケミカル事業部長
2008年 同 もの知りしょうゆ館長
2009年 同 国際食文化研究センター長
2013年 公益財団法人 茂木本家美術館 副支配人
                          

■ 懇親会:16:15~18:15
  場 所:ジョアン(Johan トラッド目白(旧コマース跡)1階 
                

以  上  

第95回技術交流会のご案内

2018年8月
理学部同窓会長  服部 充雄

下記により第95回技術交流会を開催いたします。
皆様どうぞお誘いあわせの上、ご来場いただきたくご案内申し上げます。          

■ 開催日時:20189 22日(土)13:3016:00
■ 開催場所:中央教育研究棟 12 階  国際会議場」
■ 参加費:無 料(学習院関係者なら、どなたでもご参加いただけます)
■ 参加申し込み:お名前、連絡先を明記の上、「第95回技術交流会申し込み」と記載し、電子メールまたはFAXをお送りください。
   メール:rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp 、 FAX:03-3988-3853(桜友会事務局)

■ 講 演:
講演1:『ゲノムの傷を治す仕組みが生み出す生命科学』 13:30~14:40 (質疑応答 10 分を含む)
講 師: 学習院大学 理学部 生命科学科 助教:毛谷村 賢司 先生
講演要旨(予稿より):生物の設計図であるゲノムは、DNAという有機化合物から成ります。そのため、様々な化学物質と反応したり、物理的な影響により破壊されたりもします。これが、「ゲノムの傷」というものです。中でもゲノムの切断は、重篤な傷であり、元通りに修復されないと、ヒトでは発がんや遺伝子疾患などの原因になります。相同組換えは、このような傷をうまく治すことのできるDNA修復機構の一つです。同時に、生物の進化という遺伝的多様性を生み出す原動力にもなっています。最近では、ゲノム編集という革新的な技術にもこの原理が応用されています。本会では、「相同組換え」をキーワードに、傷を治す仕組みからゲノム改変技術の最前線まで紹介する。
講師略歴:2005年 九州大学大学院薬学府医療薬科学修了 博士(薬学)
2005-2007年 九州大学大学院薬学研究院 薬学研究員
2007-2009年 九州大学大学院薬学研究院 学術研究員
2009-2011年 九州大学大学院薬学研究院 助教
2011年-現在 学習院大学理学部生命科学科 助教

講演2:『「日本の醤油」その歴史と安全性・秘められた機能性』 14:50~16:00  (質疑応答10 分を含む)
講 師: 長原 歩 氏(1978年化学修士修了)
    茂木本家美術館  副支配人
講演要旨(予稿より):中国より伝えられた発酵食品醤油は、日本の食文化に溶け込む形で発展を遂げ、現在では海外での現地生産も含め、世界100ヶ国以上で使用される万能調味料として、世界の味になっています。その日本の醤油について「食の安全」に係わる問題に科学的な見地から真摯に取り組み解決してきた歴史があります。また、食と健康に係わる醤油の機能性についても幾つかの研究報告があり、今回は、それらについてお話しさせて頂きます。
講師略歴:1976年 学習院大学理学部化学科 卒業
1978年 学習院大学大学院自然科学研究科化学専攻修士課程 修了 
1978年 キッコーマン株式会社 中央研究所 入社 
1989年 米国ウィスコンシン大学食品研究所 派遣研究員
1997年 キッコーマン株式会社 環境保全推進室・環境企画部長
2003年 キッコーマン株式会社 バイオケミカル事業部長
2008年 同 もの知りしょうゆ館長
2009年 同 国際食文化研究センター長
2013年 公益財団法人 茂木本家美術館 副支配人

■ 懇親会:16:15~18:15
  場 所:目白ジョアン 
     トラッド目白(旧コマース跡)1階  TEL: 03-6907-0275
  懇親会費:4,000円
       講演会のみ、あるいは懇親会のみのご参加も大歓迎です。

技術交流会へメールアドレスをご登録頂くと都度ご案内致します。
メールアドレス:《rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp》

学習院大学理学部同窓会平成30年度総会・講演会・懇親会のご報告

日 時平成30年6月24日(土)
場 所 :百周年記念会館3階
 平成30年6月24日、理学部同窓会の平成30年度定時総会及び講演会(第94回技術交流会)、懇親会が開催されました。

総会
 会議は渡邉マリ(昭52数)事務局長の総合司会により、理学部同窓会幹事会、定時総会の順で進められました。
 幹事会は鈴木征(昭43化)氏を議長に選出し、総会提出議案及び決算・予算の審議を行い、これらを承認致しました。
 総会は服部充雄(昭42化)同窓会長の議長で議事が進められ、会長挨拶ののち、2017年度事業報告及び2018年度事業計画、2017年度決算報告及び監査報告、2018年度予算案、会則改定、その他、の議案を審議致しました。
 服部同窓会長より事業概要、活動組織の説明のほか、鈴木明(昭和51年化)、佐野義規(昭47数)、矢川暢芳(昭36物)、金子七三雄(昭51物)、山崎晶三(昭47化)、渡邉マリ(昭52数)、の各委員長、常任幹事より担当委員会の活動報告及び計画についての説明が行われました。また四方のぞみ(昭54化)常任幹事より決算・予算説明、小野潤彌(昭34化)監事より監査報告が行われました。総会ではこれらの議案をすべて満場一致で承認致しました。

          

講演会 
 恒例の講演会は第94回技術交流会講演会を兼ねて開催され、持田名誉教授にご講演をいただきました。
講  師  :学習院大学理 名誉教授 持田 邦夫 氏
講演テーマ:「ゲルマニウムー酸素結合を基本骨格とする化合物の特異な反応性」
   ~光的挙動、水に可溶、有機化合物及びアルカリ金属陽イオンの捕捉、抗がん作用、など~

 講演要旨(予稿より):高周期14族元素(炭素、ケイ素、ゲルマニウムなど)―異元素を有する化合物は、お互い類似の性質を示す。それ故、ある化合物から他の化合物の反応性などを類推できる。ただ、高周期14族元素に結合する元素が酸素の場合、それぞれ高周期14族元素特有の性質を示すことが我々の研究から明らかになった。ここでは、我々の研究室で明らかにした、ゲルマニウム-酸素結合を有する鎖状、環状化合物の化合物の特異な光的挙動(1、2)、初めての水に可溶な有機ゲルマニウム化合物の合成(2)、環状ゲルマニウム化合物の有機化合物及びアルカリ金属陽イオンの捕捉(2)、1,4-ジオキサン類似体の抗がん作用(3)などを見出したので報告する。

 講師略歴
  1971年3月 東北大学理学部化学科卒業
  1976年3月 東北大学院理学研究科化学専攻博士課程修了
  1978年7月 米国Indiana大学博士研究員
  1979年4月 学習院大学理学部専任講師
  1981年4月    同  助教授
  1986年4月    同  教授
  2009年4月 学習院大学副学長
  2011年4月 学習院大学理学部長
  2018年3月    同  停年退職、学習院大学名誉教授 
 受賞:
  2015年10月 ケイ素化学協会賞
  2015年11月 東京消防庁危険物取扱業務適切功労

              

懇親会
 引き続き、会場をホテル メッツ内 「フィオレンティーナ」に移し、懇親会が行なわれました。 懇親会には 、内藤院長、耀院専務理事、荒川理学部長、武市中高等科長、東園桜友会長、各学校学部同窓会長 など多くの来賓のご出席を頂き、ご挨拶ご祝辞を頂戴致し、楽しい歓談のひと時を過ごしました。

              

本所防災館見学会(第93回技術交流会)のご報告

下記により見学会(第93回技術交流会)を開催しました。

日時:2018年1月13日 (土) 14:30~16:20
見学場所:本所防災館
 http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-hjbskan/index.html

冬晴れの午後、JR錦糸町駅改札口に多くの会員とゲストの方に集合いただき、駅前から徒歩で本所防災館に向かいました。

本所防災館では、防災体験ツアー(シアターと4つの体験)に参加しました。
コースのはじめは「シアター」。阪神淡路大震災や東日本大震災についての映像を見て災害の恐ろしさの記憶を呼び戻し、その災害に如何に対応するかを学ぶものでした。
東日本大震災の映像の次は、「暴風雨体験」。レインコート上下と雨靴に身を包み、風速30メートルの暴風雨体験室に入り、暴風雨を体験しました。
「消火体験」では、実際の火災をシミュレートした大型のスクリーンを相手に、体験用の消火器を使用し消火作業を行いました。上手く消火器を使えると「消火成功」の判定がでます。すべてのチームが「消化成功」でした。
「消火体験」の次は「都市水害体験」。最初に都市型水害の説明映像を見た後、地下室に浸水してきたとき水が何センチぐらいだったらドアが開けられるか。車が冠水したとき、水位がどのくらいでドアが開かなくなるかを体験しました。
最後は「地震体験」。起震車よりも現実味のある部屋ごと揺れる装置で、震度7を体験しました。改めて地震の恐ろしさがわかりました。

なお、見学会終了後は日本橋で、理学部同窓会新年会を兼ねて恒例の懇親会を開催し、楽しいひとときを過ごしました。

          

第92回技術交流会のご報告

■ 開催日時:2017 年11 月 11日(土)13:30~16:00
■ 開催場所:中央教育研究棟 12 階「国際会議場」

■ 講 演:
講演1:「光を使ってナノを見る技術」  
13:30~14:40           (質疑応答 10 分を含む)
講 師: 学習院大学 理学部 化学科 教授:齊藤結花 先生
講演要旨(予稿より):顕微鏡に可視光を入れて観察しようとしても、無限に小さいものが見えるわけではありません。これは可視光の波長が 400-700 ナノメートル付近にあり、波長よりも小さいものを分解する能力がないからです。ところが近年注目を集めている多くの機能性材料やデバイスの評価を行うためには、数ナノメートルという空間分解能が必要です。近接場光学の技術を用いると可視光を用いながら波長よりも小いものを観察することができます。近接場光学顕微鏡は分子分光測定と組み合わせて、新しい高分解能顕微鏡として近年急速に発展しつつあります。ここでは近接場光学顕微鏡の特長と、今後の展開について紹介します。
講師略歴:2001 東京大学理学系大学院修了  博士(理学)
 2001-2003 University of Leeds, UK, Research fellow
 2003-2006 理化学研究所基礎科学特別研究員
 2006-2016 大阪大学大学院工学研究科   講師-准教授
 2016 年-    学習院大学理学部教授

        

講演2:「ホタルの再生活動から見えて来たこと」 14:50~16:00  (質疑応答10 分を含む)
講 師:    中野 勝 氏
(1979 年大学院物理学専攻修士課程修了)      
講演要旨
(予稿より)ホタルの飼育・再生活動を 22 年継続して、解ってきた事を話します。
1. ホタルの生態
ゲンジボタルの生態及び地域固有種の研究成果から関東の固有種の現状について
2.生態系のこと
日本の生態系が昭和 30 代の後半あたりから大きく変化した模様である。いままで農村地域であったところにさえ、かっての生態系は存在しないと思われる。
3.これからのこと
ホタルの再生活動の進展と淡水産生物資源の発掘。及びかって日本の輸出産業であった養蚕業の復活を昆虫の持つ生物資源開発の立場から応援してみたい。
講師略歴:1968 年学習院大理学部物理学科卒業
 1970 年同修士課程中退後、創価学園数学科教諭 7 年間勤務後
 1977 年同修士課程復学、1979 年同修了
  その後 ㈱三国製作所を経て、東洋インキ製造㈱に勤務、合成樹脂の機能性付与技術の開発を
 定年まで従事する。特に電磁波シールド樹脂材料製造の開発に力を注ぐ。
 50 歳を期に、ホタルの再生活動を開始し、現在に至る。
 現在は、ホタルネット事務局担当、東京シルク文化園協議会事務局担当。
関連講演:本講演の一部として、下記2件の関連講演をいただいた。
 ①「血洗いの池ホタル再生計画のこと」
    角野久寿男氏(昭37政 桜友会参与 血洗いの池ホタル再生計画代表)
 ②「生物資源の特に蚕に関すること」
    中山れい子氏(日本野蚕学会理事 図鑑作家 学習院大文学部教育学科授業嘱託)

    

■ 懇親会:16:15~18:15
  所:シェフズベーカリー(CHEF’S BAKERY) トラッド目白(旧コマース跡)1階 

   

第92回技術交流会のご案内

2017年10月
理学部同窓会長  服部 充雄

下記により第92回技術交流会を開催いたします。
皆様どうぞお誘いあわせの上、ご来場いただきたくご案内申し上げます。          

■ 開催日時:2017 11  11日(土)13:3016:00
■ 開催場所:中央教育研究棟 12 階       「国際会議場」
■ 参加費:無 料(学習院関係者なら、どなたでもご参加いただけます)
■ 参加申し込み:お名前、連絡先を明記の上、「第92回技術交流会申し込み」と記載し、電子メールまたはFAXをお送りください。
   メール:rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp 、 FAX:03-3988-3853(桜友会事務局)

■ 講 演:
講演1:「光を使ってナノを見る技術」  13:30~14:40           (質疑応答 10 分を含む)
講 師: 学習院大学 理学部 化学科 教授:齊藤結花 先生
講演要旨:顕微鏡に可視光を入れて観察しようとしても、無限に小さいものが見えるわけではありません。これは可視光の波長が 400-700 ナノメートル付近にあり、波長よりも小さいものを分解する能力がないからです。ところが近年注目を集めている多くの機能性材料やデバイスの評価を行うためには、数ナノメートルという空間分解能が必要です。近接場光学の技術を用いると可視光を用いながら波長よりも小いものを観察することができます。近接場光学顕微鏡は分子分光測定と組み合わせて、新しい高分解能顕微鏡として近年急速に発展しつつあります。ここでは近接場光学顕微鏡の特長と、今後の展開について紹介します。
講師略歴:2001 東京大学理学系大学院修了  博士(理学)
 2001-2003 University of Leeds, UK, Research fellow
 2003-2006 理化学研究所基礎科学特別研究員
 2006-2016 大阪大学大学院工学研究科   講師-准教授
 2016 年-    学習院大学理学部教授

講演2:「ホタルの再生活動から見えて来たこと」 14:50~16:00  (質疑応答10 分を含む)
講 師:    中野 勝 氏(1979 年大学院物理学専攻修士課程修了)      
講演要旨:ホタルの飼育・再生活動を 22 年継続して、解ってきた事を話します。
1. ホタルの生態
ゲンジボタルの生態及び地域固有種の研究成果から関東の固有種の現状について
2.生態系のこと
日本の生態系が昭和 30 代の後半あたりから大きく変化した模様である。いままで農村地域であったところにさえ、かっての生態系は存在しないと思われる。
3.これからのこと
ホタルの再生活動の進展と淡水産生物資源の発掘。及びかって日本の輸出産業であった養蚕業の復活を昆虫の持つ生物資源開発の立場から応援してみたい。
講師略歴:1968 年学習院大理学部物理学科卒業
 1970 年同修士課程中退後、創価学園数学科教諭 7 年間勤務後
 1977 年同修士課程復学、1979 年同修了
  その後 ㈱三国製作所を経て、東洋インキ製造㈱に勤務、合成樹脂の機能性付与技術の開発を
 定年まで従事する。特に電磁波シールド樹脂材料製造の開発に力を注ぐ。
 50 歳を期に、ホタルの再生活動を開始し、現在に至る。
 現在は、ホタルネット事務局担当、東京シルク文化園協議会事務局担当。

■ 懇親会:16:15~18:15
  場 所:シェフズベーカリー(CHEF’S BAKERY) 
      トラッド目白(旧コマース跡)1階 TEL (℡  03-5985-2145) 
  懇親会費:4,000円(学生:1,000円) 
       講演会のみ、あるいは懇親会のみのご参加も大歓迎です。

以  上  

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技術交流会は学習院関係者なら、どなたでもご参加いただけます。「登録希望」と明記し下記宛にメールを頂くとアドレスを登録し、開催(講演会・見学会)の都度、ご案内メールを差し上げます。

rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp

 

第91回技術交流会のご報告

■ 開催日時:2017  9  30 日(土)13:3016:00
■ 開催場所:百周年記念会館 3  1,2 会議室

■ 講 演:
講演1:「氷に隠れた電磁気学」  13:30~14:40           (質疑応答 10 分を含む)
講 師:学習院大学 理学部教物理学科 准教授  宇田川  将文 先生
講演要旨(予稿より)物質の三態を象徴する水の相図において、氷は固相に対応する。しかしながら厳 密には、氷は原子が規則正しく配列する結晶という意味での固体ではない。氷結晶中の水素 原子はアイスルールと呼ばれる条件をみたしつつ、全体として乱れた状態にある。最近、こ の氷の構造を模した磁性体: スピンアイスが見出され、注目を集めている。興味深いことに、 スピンアイスの物性は一種の電磁気学を用いて記述されるが、この電磁気学では電荷に加え て「磁荷」が登場する。また、時にプラスとマイナスのチャージの間には斥力が働く。磁石 の氷に現れる、この不思議な電磁気学の世界を、量子力学の効果についても触れつつ、紹介 したい。
講師略歴: 2002 年 東京大学理学部物理学科卒業
 2006 年 東京大学理学系研究科物理学専攻博士課程中退
 2006 年 東京大学大学院工学系研究科 助手
 2007 年 東京大学理学系研究科論文博士(理学博士)
 2007 年 東京大学大学院工学系研究科 助教
 2011 年 Max Planck 研究所(MPI PKS)客員研究員
 2015 年 学習院大学理学部物理学科 准教授              現在に至る

        

講演2:「国内外の化学物質管理の最新状況と対応         
     ―新規開発、労働安全における化学物質のリスク管理の必要性ー                             14:50~16:00  (質疑応答10 分を含む)
講師:    テクノヒル(株)代表取締役 鈴木 一行  氏     (1980 年化学科卒業)
講演要旨(予稿より)日本の製造業で第2位の規模を誇る化学産業で産出される数多くの化学物質の中 には、環境や人に対して有害性、危険性を持つものもある。このような化学物質に対するリ スク管理について、国内外での動向に目を向けてみる。欧州では 2008 年から REACH 規則に より、他の各国も SAICAM2020 を共同目標とし、規制強化に乗り出している。国内において は、2014 年に労働安全衛生法が大幅に改正され、化学物質のリスクアセスメント(調査) の対象が拡大した。この動きは世界の化学物質管理の流れに連動している。簡単に言うと、 数多くの化学物質をリストによって規制するのではなく、予防原則に基づく取り組みを促進 しようというものである。これまで労働安全の対象は工場だけであったが、これからは大学、 研究者も化学物質の有害性、危険性を予想し、自分と社会の安全安心のため、化学物質管理 規制をよく理解したうえで新規開発を進めていくことが必要となるであろう。
講師紹介:1980 年  学習院大学理学部化学科  卒
 1980 年 長瀬産業株式会社入社 
  (化学品事業部、染料事業部、医療システム部、ヘルスケア事業部、色材事業部等)
   化学品の国内外取引、臨床検査、放射線測定等を担当
 1983 年 Nagase (Europa) GmbH ドイツ      ~1988 年(化学物質規制担当)
 2005 年 12 月     長瀬産業を退社(会社設立のため)
 2006 年 2月 8日              テクノヒル株式会社設立(大阪)
  ・化学物質管理および化学品関連のコンサルタント業務 
  ・(社)産業環境管理協会・化学物質管理情報センターの大阪セミナー運営委託
  ・放射線測定器 Mirion 社総代理店
 2007 年(社)産業環境管理協会に REACH 登録支援センター開設(5 月)
 2008 年海外
    (台湾、中国、韓国、米国等)の化学物質に関する規制対応を日本の化学産業に
提供  
 2016 年 厚生労働省の受託事業展開
  ・職場における化学物質のリスク評価推進事業
  ・ラベル・SDS・活用促進事業
  ・ナノマテリアル安全対策調査事業

        

■ 懇親会:16:15~18:15
 場 所:シェフズベーカリー(CHEF’S BAKERY)トラッド目白(旧コマース跡)1階 

    

以  上 

第91回技術交流会のご案内

2017年8月
理学部同窓会長  服部 充雄

下記により第91回技術交流会を開催いたします。
皆様どうぞお誘いあわせの上、ご来場いただきたくご案内申し上げます。          

■ 開催日時:2017 9 30 日(土)13:3016:00
■ 開催場所:百周年記念会館 3 1,2 会議室
■ 参加費:無 料(学習院関係者なら、どなたでもご参加いただけます)
■ 参加申し込み:お名前、連絡先を明記の上、「第91回技術交流会申し込み」と記載し、電子メールまたはFAXをお送りください。
   メール:rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp 、 FAX:03-3988-3853(桜友会事務局)

■ 講 演:
講演1:「氷に隠れた電磁気学」  13:30~14:40           (質疑応答 10 分を含む)
講 師:学習院大学 理学部教物理学科 准教授  宇田川      将文 先生
講演要旨:物質の三態を象徴する水の相図において、氷は固相に対応する。しかしながら厳 密には、氷は原子が規則正しく配列する結晶という意味での固体ではない。氷結晶中の水素 原子はアイスルールと呼ばれる条件をみたしつつ、全体として乱れた状態にある。最近、こ の氷の構造を模した磁性体: スピンアイスが見出され、注目を集めている。興味深いことに、 スピンアイスの物性は一種の電磁気学を用いて記述されるが、この電磁気学では電荷に加え て「磁荷」が登場する。また、時にプラスとマイナスのチャージの間には斥力が働く。磁石 の氷に現れる、この不思議な電磁気学の世界を、量子力学の効果についても触れつつ、紹介 したい。
講師略歴: 2002 年 東京大学理学部物理学科卒業
 2006 年 東京大学理学系研究科物理学専攻博士課程中退
 2006 年 東京大学大学院工学系研究科 助手
 2007 年 東京大学理学系研究科論文博士(理学博士)
 2007 年 東京大学大学院工学系研究科 助教
 2011 年 Max Planck 研究所(MPI PKS)客員研究員
 2015 年 学習院大学理学部物理学科 准教授              現在に至る 

講演2:「国内外の化学物質管理の最新状況と対応
  ―新規開発、労働安全における化学物質のリスク管理の必要性―」 
                        14:50~16:00  (質疑応答   10 分を含む)講師:    テクノヒル(株)代表取締役 鈴木一行 氏     (1980 年化学科卒業)
講演要旨:日本の製造業で第2位の規模を誇る化学産業で産出される数多くの化学物質の中 には、環境や人に対して有害性、危険性を持つものもある。このような化学物質に対するリ スク管理について、国内外での動向に目を向けてみる。欧州では 2008 年から REACH 規則に より、他の各国も SAICAM2020 を共同目標とし、規制強化に乗り出している。国内において は、2014 年に労働安全衛生法が大幅に改正され、化学物質のリスクアセスメント(調査) の対象が拡大した。この動きは世界の化学物質管理の流れに連動している。簡単に言うと、 数多くの化学物質をリストによって規制するのではなく、予防原則に基づく取り組みを促進 しようというものである。これまで労働安全の対象は工場だけであったが、これからは大学、 研究者も化学物質の有害性、危険性を予想し、自分と社会の安全安心のため、化学物質管理 規制をよく理解したうえで新規開発を進めていくことが必要となるであろう。
講師紹介:1980 年  学習院大学理学部化学科  卒
 1980 年 長瀬産業株式会社入社 
  (化学品事業部、染料事業部、医療システム部、ヘルスケア事業部、色材事業部等) 
  化学品の国内外取引、臨床検査、放射線測定等を担当 
 1983 年 Nagase (Europa) GmbH ドイツ      ~1988 年(化学物質規制担当) 
 2005 年 12 月     長瀬産業を退社(会社設立のため) 
 2006 年 2月 8日              テクノヒル株式会社設立(大阪)  
  ・化学物質管理および化学品関連のコンサルタント業務  
  ・(社)産業環境管理協会・化学物質管理情報センターの大阪セミナー運営委託
  ・放射線測定器 Mirion 社総代理店
  2007 年(社)産業環境管理協会に REACH 登録支援センター開設(5 月)
  2008 年海外(台湾、中国、韓国、米国等)の化学物質に関する規制対応を日本の化学産業に 
    提供 
  2016 年 厚生労働省の受託事業展開
  ・職場における化学物質のリスク評価推進事業
  ・ラベル・SDS・活用促進事業
  ・ナノマテリアル安全対策調査事業

懇親会:16:15~18:15
  場 所:シェフズベーカリー(CHEF’S BAKERY) 
      トラッド目白(旧コマース跡)1階 TEL (℡  03-5985-2145) 
  懇親会費:4,000円(学生:1,000円) 
       講演会のみ、あるいは懇親会のみのご参加も大歓迎です。

以  上  

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技術交流会は学習院関係者なら、どなたでもご参加いただけます。「登録希望」と明記し下記宛にメールを頂くとアドレスを登録し、開催(講演会・見学会)の都度、ご案内メールを差し上げます。

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学習院大学理学部同窓会平成29年度総会・講演会・懇親会のご報告

日 時平成29年6月24日(土)
場 所 :中央教育研究棟12階 国際会議室
 平成29年6月24日、理学部同窓会の平成29年度定時総会及び講演会(第90回技術交流会)、懇親会が開催されました。

総会
 会議は渡邉マリ(昭52数)事務局長の総合司会により、理学部同窓会幹事会、定時総会の順で進められました。
 幹事会は鈴木征(昭43化)氏を議長に選出し、常任幹事の選出、総会提出議案及び決算・予算の審議を行い、これらを承認致しました。
 総会は服部充雄(昭42化)同窓会長の議長で議事が進められ、会長挨拶ののち、会長及び監事の承認、2016年度事業報告及び2017年度事業計画、2016年度決算報告及び監査報告、2017年度予算案、その他、の議案を審議致しました。
 1号議案で同窓会長に服部充雄(昭42化)氏の再任、監事に小野潤彌(昭34化)氏、河俣強(昭46数)氏の再任を承認したのち、久邇同窓会長より事業概要、活動組織の説明のほか、渡邉マリ(昭52数)、佐野義規(昭47数)、矢川暢芳(昭36物)、金子七三雄(昭51物)、鈴木征(昭43化)、渡邉マリ(昭52数)、真船貴代子(昭53物)の各委員長、常任幹事より担当委員会の活動報告及び計画についての説明が行われました。また四方のぞみ(昭54化)常任幹事より決算・予算説明、小野潤彌(昭34化)監事より監査報告が行われました。総会ではこれらの議案をすべて満場一致で承認致しました。
      

講演会 
 恒例の講演会は第90回技術交流会講演会を兼ねて開催され、水谷名誉教授にご講演をいただきました。
講  師  :学習院大学名誉教授 水谷 明 氏
講演テーマ:応用数理の話題から
 講演要旨(予稿より):計算機による計算結果は信頼できるのか? ときに意図しない結果が生じるが、その原因としては丸め誤差や離散化誤差が考えられる。前者は算術式や連立1次方程式の計算での「桁落ち」で、後者は微分方程式の近似解を求めるときに現れる。
 20数年前、中尾充宏氏は「偏微分方程式の解の精度保証」を提唱された。その内容は、得られた近似解を中心としたある範囲内に厳密解があることを保証するものである。証明のキーワードは、Newton法・縮小写像・不動点定理。 私はこの分野の専門家ではないが、最近興味を持ち勉強中ということでお話しをさせていただく。
 講師略歴
  1970年3月 東京大学理学部数学科卒業
  1972年3月 東京大学理学系大学院修士課程修了
  1973年1月    同 博士課程中退
  1973年2月 東京大学理学部数学科助手
  1978年4月 学習院大学理学部専任講師
  1981年4月    同  助教授
  1995年4月    同  教授
  2017年3月    同  停年退職、学習院大学名誉教授
 学位:1983年 理学博士(東京大学)
 受賞:2006年 日本応用数理学会論文賞(JJIAM部門)
         

 懇親会
 引き続き、会場をホテル メッツ内 「フィオレンティーナ」に移し、懇親会が行なわれました。 懇親会には 、内藤院長、岩浅院常務理事、井上大学長、理学部各教授、東園桜友会長、各学校学部同窓会長 など多くの来賓のご出席を頂き、ご挨拶ご祝辞を頂戴致し、楽しい歓談のひと時を過ごしました。
         

 

国立極地研究所見学会(第89回技術交流会)のご報告

下記により見学会(第89回技術交流会)を開催致しました。

日 時:平成29年1月14日 (土) 14:00~16:00
見学場所:大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所
            東京都立川市緑町10-3     http://www.nipr.ac.jp/
冬晴れの午後、多くの会員とゲストの方に参加いただき、特別講演聴講と科学館見学に充実した一日を過ごしました。

講演:「南極隕石が教えてくれること」 14:00~14:50
講 師:国立極地研究所教授 小島秀康先生 (元南極観測隊越冬隊長、理学博士)03
講演要旨(予稿より)日本の南極探検隊がここ約40年で採取した隕石の数は約17,400個に及ぶ。これまでに日本に落ちて、物がある隕石が50個のことを思えば、その数の多さが格段に多いことがお分かりいただけると思う。なぜ南極で多くの隕石が採取されるのかについてその理由を説明する。また、隕石の種類もほぼこれまでに見つかっているものに近い。

見学:南極・北極科学館 15:00~16:00
最初に、ミュージアムナビゲーターの村山治太氏(元南極観測隊越冬隊員)より、南極の概要、南極探検の歴史と現状などを交え科学館の展示物について詳しく説明をいただき、のち館内を自由に見学いたしました。
観測の歴史や昭和基地のライブ映像のほか、大気・水、岩石・隕石、生物、オーロラ等、それぞれ調査研究成果がわかりやすく各コーナーに展示されておりました。1968年に南極点まで走破した雪上車、採取された多くの隕石、昭和基地付近から採取した5億年前の岩石、等いずれも実物に触れることができました。また南極観測の目的や意義などもパネルで展示されており、興味深く見学しました。
最後に、初期に活躍した15頭の樺太犬のブロンズ像と一緒に記念撮影をいたしました。奇しくもあのタロー・ジローが第3次観測隊により発見されたのは58年前の今日、昭和34年1月14日とのことでした。

なお、見学会終了後は新宿で、理学部同窓会新年会を兼ねて恒例の懇親会を開催し、楽しいひとときを過ごしました。

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第88回技術交流会のご報告

■開催日時:2016年12月10日(土)13:00~15:30
■開催場所:中央教育研究棟12階 国際会議場

講 演

講演1:「認知症治療最前線」  13:00~14:10(質疑応答10分を含む)
講師: 学習院大学理学部生命科学科教授 高島明彦先生
講演要旨(予稿より)アルツハイマー病は加齢が最大の危険因子です。人口の高齢化に伴って国内では2050年には1000万人を超える方が支援を要する高齢者となり、この患者数の増大が社会的に大きな問題となっています。 2013年のG7サミットにおいて2025年までに、認知症治療薬を開発することを宣言しました。グローバルアクションプランが策定され、これに基づいて各国で介護、予防、治療についての研究が進められています。これまでの基礎研究の成果から、老化からアルツハイマー病へ至る機構が明らかにされつつあります。これらの成果をもとに認知症予防または治療の可能性について紹介します。
講師略歴:1979年九州大学理学部生物学科卒業
1981年九州大学大学院理学研究科生物学専攻修士課程修了
1981~1987年佐賀医科大学
1987年理学博士(九州大学)
1987~1991年米国国立衛生研究所客員研究員
1991~1993年三菱化学生命科学研究所特別研究員
1993~1998年三菱化学生命科学研究所主任研究員
1998~2011年理化学研究所アルツハイマー病研究チームチームリーダー
2000~2004年東京工業大学生命理工学部客員教授
2011~2016年長寿医療研究センター分子基盤研究部部長
2016年~学習院大学理学部教授 (生命科学科,生命分子科学研究所)
研究テーマ:アルツハイマー病における神経変性機構
日本認知症学会 理事、 日本神経化学会 評議員、
J.Biological Chemistry, editorial boad member、
J.AIzheimer’s Disease,editorial member、
J.Neurobiology of Aging,Section Editor(AIzheimer’s disease)
Scientific Advisor of AIzheimer’s disease Research Forum(USA)

1-01  1-021-03  1-04  1-05  1-061-07  1-08   1-09  1-101-11  1-12    1-13  1-14    1-15  1-16  1-17  1-18  1-19  1-20

講演2:「新薬の開発と最新のがん薬物療法」   14:20~15:30(質疑応答10分を含む)
講師:元ムンディファーマ(株)代表取締役社長 木村龍也 氏 (1976年化学科卒業)
講演要旨(予稿より)世界の大手医薬品企業は、様々な新薬により疾病コントロールができるようになった生活習慣病薬の巨大マーケットから、がんや難治性疾患という治療ニーズの高い領域に、その研究開発の方向を大きく転換してきた。新薬開発は、これまでの低分子化合物からバイオ医薬品にシフトし、特にシグナル伝達異常に関係する受容体をターゲットとした抗体医薬の開発が全盛期をむかえている中で、行政、アカデミアそして製薬企業は変革を迫られている。ここは新薬開発を取り巻く環境変化と最近のがん治療薬のトピックスを紹介する。
講師略歴:
1976年3月 学習院大学理学部化学科卒業 4月学習院大学大学院化学専攻修士課程入学
1978年3月 学習院大学大学院化学専攻修士課程 修了
4月 ヘキストジャパン(株)入社 臨床開発部配属
2000年9月 アベンティス(株)  HAABビジネスユニット マーケティングセンター長
2003年4月 オンコロジービジネスユニット 営業統括部長
2004年11月 アイ・エム・エスジャパン(株)取締役営業部門担当副社長
2007年11月 ムンディファーマ(株)代表取締役社長
2013年3月 木村ビジネスコンサルティングlnc.設立
スペクトラム・ファーマシューティカルズ合同会社マネージンクディレクター(~2015年12月)
現 ファーマセット・リサーチ(株)顧問 、 現SIGNIUM INTERNATIONAL (株)顧問

2-01  2-022-03  2-042-05  2-062-07  2-082-09  2-102-11  2-122-13  2-142-15  2-162-17  2-182-19  2-20

■懇親 :15:40~17:40
場  所:シェフズベーカリ(CHEF’S BAKERY)  トラッド目白(旧コマース跡)1階
3-01

3-02  3-033-04  3-05—————————————————————————————————
技術交流会は学習院関係者なら、どなたでもご参加いただけます。「登録希望」と明記し下記宛にメールを頂くとアドレスを登録し、開催(講演会・見学会)の都度、ご案内メールを差し上げます。

第88 回 技 術 交 流 会 の ご 案 内 

2016 年11月
理学部同窓会長  服部充雄

下記により第88回技術交流会を開催いたします。
皆様どうぞお誘いあわせの上、ご来場いただきたくご案内申し上げます。

■開催日時:2016年12月10日(土)13:00~15:30
■開催場所:中央教育研究棟12階 国際会議場
■参加費 :無料(学習院関係者ならどなたでもご参加いただけます)
■参加申し込み:お名前、連絡先を明記の上「第88回技術交流会申込み」と記載し、電子メールまたはFAXをお送りください。
メール:rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp 、 FAX:03-3988-3853(桜友会事務局)

講 演

講演1:「認知症治療最前線」  13:00~14:10(質疑応答10分を含む)
講師: 学習院大学理学部生命科学科教授 高島明彦先生%e9%ab%98%e5%b3%b6%e5%85%88%e7%94%9f
講演要旨:アルツハイマー病は加齢が最大の危険因子です。人口の高齢化に伴って国内では2050年には1000万人を超える方が支援を要する高齢者となり、この患者数の増大が社会的に大きな問題となっています。 2013年のG7サミットにおいて2025年までに、認知症治療薬を開発することを宣言しました。グローバルアクションプランが策定され、これに基づいて各国で介護、予防、治療についての研究が進められています。これまでの基礎研究の成果から、老化からアルツハイマー病へ至る機構が明らかにされつつあります。これらの成果をもとに認知症予防または治療の可能性について紹介します。
講師略歴:1979年九州大学理学部生物学科卒業
1981年九州大学大学院理学研究科生物学専攻修士課程修了
1981~1987年佐賀医科大学
1987年理学博士(九州大学)
1987~1991年米国国立衛生研究所客員研究員
1991~1993年三菱化学生命科学研究所特別研究員
1993~1998年三菱化学生命科学研究所主任研究員
1998~2011年理化学研究所アルツハイマー病研究チームチームリーダー
2000~2004年東京工業大学生命理工学部客員教授
2011~2016年長寿医療研究センター分子基盤研究部部長
2016年~学習院大学理学部教授 (生命科学科,生命分子科学研究所)
研究テーマ:アルツハイマー病における神経変性機構
日本認知症学会 理事、 日本神経化学会 評議員、
J.Biological Chemistry, editorial boad member、
J.AIzheimer’s Disease,editorial member、
J.Neurobiology of Aging,Section Editor(AIzheimer’s disease)
Scientific Advisor of AIzheimer’s disease Research Forum(USA)

講演2:「新薬の開発と最新のがん薬物療法」   14:20~15:30(質疑応答10分を含む)
講師:元ムンディファーマ(株)代表取締役社長 木村龍也 氏 (1976年化学科卒業)%e6%9c%a8%e6%9d%91%e6%b0%8f
講演要旨:世界の大手医薬品企業は、様々な新薬により疾病コントロールができるようになった生活習慣病薬の巨大マーケットから、がんや難治性疾患という治療ニーズの高い領域に、その研究開発の方向を大きく転換してきた。新薬開発は、これまでの低分子化合物からバイオ医薬品にシフトし、特にシグナル伝達異常に関係する受容体をターゲットとした抗体医薬の開発が全盛期をむかえている中で、行政、アカデミアそして製薬企業は変革を迫られている。ここは新薬開発を取り巻く環境変化と最近のがん治療薬のトピックスを紹介する。
講師略歴:
1976年3月 学習院大学理学部化学科卒業 4月学習院大学大学院化学専攻修士課程入学
1978年3月 学習院大学大学院化学専攻修士課程 修了
4月 ヘキストジャパン(株)入社 臨床開発部配属
2000年9月 アベンティス(株)  HAABビジネスユニット マーケティングセンター長
2003年4月 オンコロジービジネスユニット 営業統括部長
2004年11月 アイ・エム・エスジャパン(株)取締役営業部門担当副社長
2007年11月 ムンディファーマ(株)代表取締役社長
2013年3月 木村ビジネスコンサルティングlnc.設立
スペクトラム・ファーマシューティカルズ合同会社マネージンクディレクター(~2015年12月)
現 ファーマセット・リサーチ(株)顧問 、 現SIGNIUM INTERNATIONAL (株)顧問

■懇親 :15:40~17:40
場  所:シェフズベーカリ(CHEF’S BAKERY)  トラッド目白(旧コマース跡)1階    TEL 03-5985-2145
懇親会費:4,000 円(学生:1,000 円)

講演会のみ、あるいは懇親会のみのご参加も大歓迎です。          以  上
—————————————————————————————————
技術交流会は学習院関係者なら、どなたでもご参加いただけます。「登録希望」と明記し下記宛にメールを頂くとアドレスを登録し、開催(講演会・見学会)の都度、ご案内メールを差し上げます。

第87回技術交流会のご報告

■ 開催日時:2016年9月24日(土)14:45~17:15
■ 開催場所:中央教育研究棟4階 403教室

■ 講 演:

講演1:「「連分数と Gauss 予想」   14:45~15:55(質疑応答10分を含む)
講 師:学習院大学 理学部 数学科 助教  河本 史紀 先生 (1981 年数学科卒)
講演要旨(予稿より)どんな自然数も素数の積に分解出来ます。 しかも分解の仕方に依らず, 小さい素因数の順に 並べた積に一致します。 有理整数環では「素因数分解の一意性」が成り立つ のです。数の範囲を広げると, 二次体の整数環では「素因数分解の一意性」が成り立つものは無限に多くあると主張するのが Gauss 予想(1801)です。これに関する数値実験の結果と Gauss 予想を証明するためのいくつかの 予想を紹介します。

講師略歴: 1981 年 3 月 学習院大学理学部数学科卒業
1986 年 3 月 学習院大学大学院自然科学研究科数学専攻博士後期課程修了 学位取得(理学博士) 1986-2006 年 学習院大学理学部数学科助手
2007 年 学習院大学理学部数学科助教             現在に至る

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講演2:「麻酔」と「麻酔科医」 16:05~17:15(質疑応答10分を含む)
講師:慈恵会医科大学 第三病院 麻酔科 教授 近江 禎子先生 (1974 年物理学科中退)
講演要旨(予稿より)皆様は「麻酔科医」という医師の仕事を ご存知でしょうか? 「外科医」や「内科医」は何となく想像が おつきになると思いますが「麻酔科」は 「内科」や「外科」に比べ歴史が浅くかつ 「麻酔科医」は意識のない患者さんとの おつきあいが多いため認知度が低いと感じて います。 今回は前半に“「麻酔」とは何か?”という ことを、後半に“「麻酔科医」がどのような 仕事をしているか?”ということについてお話ししたいと思います。 今回、皆様に麻酔科医の姿を知っていただく機会をいただき、麻酔科医の姿が少しでも具体的になるのではないかととても楽しみにしています。

講師略歴:1974 年 4 月 学習院大学理学部物理学科入学
1974 年 12 月 学習院大学理学部物理学科中退
1981 年 3 月 日本医科大学卒業
1981 年 6 月 日本医科大学付属第一病院麻酔科入局
1984 年 9 月 ナイメーヘン大学(オランダ)麻酔科留学
1997 年 9 月 日本医科大学付属多摩永山病院勤務
1998 年 12 月 シンガポール国立大学麻酔科留学
2002 年 4 月 東京慈恵会医科大学麻酔科学講座 講師
2004 年 5 月 東京慈恵会医科大学麻酔科学講座 准教授
2009 年 2 月 東京慈恵会医科大学麻酔科学講座 教授
2011 年 4 月 同上附属第三病院麻酔科 教授   現在に至る

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■ 懇親会:17:30~19:30
場 所:シェフズベーカリー(CHEF’S BAKERY) トラッド目白(旧コマース跡)1階

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技術交流会は学習院関係者なら、どなたでもご参加いただけます。「登録希望」と明記し下記宛にメールを頂くとアドレスを登録し、開催(講演会・見学会)の都度、ご案内メールを差し上げます。
学習院大学理学部同窓会技術交流会
メールアドレス:《rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp
委員長  葛城 茂敬     事務局長  鈴木 明

学習院大学理学部同窓会平成28年度総会・講演会・懇親会のご報告

日 時平成28年6月25日(土)
場 所 : 100周年記念会館3階会議室
 平成28年6月25日、理学部同窓会の平成28年度定時総会および講演会(第86回技術交流会)、懇親会が開催されました。

総会
● 会議は四方のぞみ氏(昭54数)の総合司会により、理学部同窓会幹事会、定時総会の順で進められました。
幹事会は鈴木征(昭43化)氏を議長に選出し、常任幹事の選任、総会提出議案及び決算・予算の審議を行い、これらを可決、承認致しました。
総会は服部充雄(昭42化)同窓会長の議長で議事が進められ、会長挨拶ののち、2015年度事業報告及び2016年度事業計画、2015年度決算報告及び監査報告、2016年度予算案、その他、の議案を審議致しました。
事業報告・事業計画は服部同窓会長より事業概要、活動組織、委員会活動概要説明のほか、鈴木明(昭51化)、佐野義規(昭47数)、矢川暢芳(昭36物)、諸戸清郎(昭46物)、鈴木征(昭43化)、渡邉マリ(昭52数)、の各委員長、事務局長より担当委員会の活動報告及び計画についての説明が行われました。また四方のぞみ(昭54化)会計担当常任幹事より決算・予算説明、小野潤彌(昭34化)監事より監査報告が行われました。総会ではこれらの議案をすべて満場一致で可決、承認致しました。

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講演会
●恒例の講演会は第86回技術交流会講演会を兼ねて開催され、石井名誉教授に会のご講演をいただきました。
講演テーマ:研究の成功と不成功 ―-思い返してみると—」
講  師  :学習院大学名誉教授 石井菊次郎 氏
講演要旨(予稿より):「学習院の理学部では研究をしているのですか」と学外で聞かれたことがあります.一瞬私はムカッとしましたが,「そうか.私のしていることは研究ではなく教育なのだ」と,その時はとりあえず思い直しました.つまり「学生の人たちには自主的に研究をさせているので,仮にそれが失敗に終わっても彼ら彼女らにとっては良い経験なのだ」と,私は身勝手に納得していました.38 年間理学部に在籍して体力も衰え,この度退職することにしましたが,その準備の中で卒業生の人たちと思い出をたどってみると,良い経験と思った失敗は私自身に対する教育だったのだと悟りました.それにしても,教育とは何と効率の悪いものなのか!思い出深い失敗をご紹介します.
講師略歴 :1969年3月東京大学理学部化学科卒業、
1973年8月東京大学大学院理学系研究科博士課程中退、理学博士、
1979年9月東京大学物性研究所、1976年4月分子化学研究所、
1978年4月学習院大学理学部化学科専任講師、
1979年4月  同  助教授、
1985年4月  同  教授、
2016年3月  同  退職、名誉教授

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 懇親会
●  引き続き、会場をホテル メッツ内 「フィオレンティーナ」に移し、懇親会が行なわれました。
総会、講演会、懇親会には、内藤院長、耀院専務理事、平野院常務理事、井上大学長、東園桜友会長、各学校学部同窓会長、理学部恩師 など多くの来賓のご出席を頂き、ご挨拶ご祝辞を頂戴し、楽しい歓談のひと時を過ごしました。

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JAXA相模原キャンパスおよび相模原市立博物館見学会 (第85回技術交流会)のご報告

下記により見学会(第85回技術交流会)を開催いたしました。

日時:平成28年1月15日 (木) 13:00~17:00

見学場所・内容:JAXA相模原キャンパス
                                                     http://www.jaxa.jp/about/centers/sagamihara/index_j.html
           ②相模原市立博物館  http://sagamiharacitymuseum.jp/

冬晴れの午後、横浜線淵野辺駅改札口に多くの会員とゲストの方に集合いただき、駅前から徒歩やバスでJAXA相模原キャンパスに向かいました。

JAXA相模原キャンパスでは研究管理棟の展示室で、JAXAおよび相模原キャンパスの概要についてビデオを視聴したのち研究員の方のご案内で見学しました。小惑星探査機「はやぶさ」をはじめ、これまで開発された各種の探査機、探査衛星の模型や実機の一部が展示されており、それらの特徴、目的、要素技術、調査成果などを詳しく解説頂きました。科学衛星打ち上げ用のロケットのについては1955年のペンシルロケット(実機展示)から最新の技術まで模型やパネル展示があり、また屋外にはM-3SⅡ原寸模型とM-Ⅴの実機模型が展示されておりそれらについても説明頂きました。 M-Ⅴロケットの前で記念撮影の後、、売店で宇宙食等の宇宙グッズをお土産に買い、近くの相模原市立博物館に向かいました。

相模原市立博物館は、、自然・歴史展示のほか、宇宙関連の展示がありまたプラネタリウムが設置されています。館内見学ののち、プラネタリウム館で全天周映画「スターオーシャン、コズミックジャーニー」を鑑賞しました。

なお、見学会終了後は新宿で、理学部同窓会新年会を兼ねて恒例の懇親会を開催し、楽しいひとときを過ごしました。

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第84回技術交流会のご報告

■ 開催日時:20151128日(土)14:45~17:15

■ 開催場所:中央教育研究棟 3階 302教室

講演1:「情報化学とその使命」    14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

講 師:群馬大学名誉教授 飯塚 健 先生 (1961年化学科卒)

講演要旨(予稿より)学問の分野を英語でdisciplineといいます。学問の各分野の研究はいろいろな過程をとって進展していきます。  例えば、ある分野が他の分野と、研究者の関心対象が共通していることから研究交流が行われ、やがてーつの学問交流分野(interdisciplinary field)ができていきます。この学問分野には新しい名前が命名されてその存在が一般に認識されていきます。このような活動は20世紀後半から21世紀にかけて顕著であります。化学の分野では光化学(photochemistry)や生化学(biochemistry)といった分野が例に挙げられますが、本演題の情報化学(infochemistry)もそのーつです。この耳慣れない学問分野を紹介し、またこれに関わる問題にもふれていくつもりです。

講師略歴:1966年学習院大学大学院博士課程、学位(理学博士)
取得後、スイス連邦工科大学研究員。
1968年帰国後群馬大学講師、助教授、教授を経て、
2000年に群馬大学名誉教授。高崎健康福祉大学教授。
2015年瑞宝中綬章受章。

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講演2:「どうして時間は過去から未来に流れていくのだろう?」      16:05~17:15(質疑応答10分を含む)

講師:学習院大学理学部物理学科 教授 田崎 晴明  先生   

講演要旨(予稿より私たちは時間に「向き」があることは当たり前だと感じている。しかし、今日までに明らかになった物理学の基本法則には、未来と過去の区別はないのだ。ならば、私たちはなぜ「時間の流れ」を感じるのか?これは現代科学の重要な未解決問題のーつである。ここでは、最近の研究をふまえて、「膨大な数の要素(たとえば、原子や分子)が集まった世界では、時間の向きが自然に生まれる」という考えを、簡単な例をとおして解説する。また、一度おきてしまった変化を「情報」を利用して元に戻すという「情報熱力学」のアイディアにも触れたい。

講師略歴学位取得後、渡米し、プリンストン大学で研究員、講師。
学習院大学に専任講師の職を得て帰国。
1999年から現職。
第1回久保亮五記念賞を受賞。

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■ 懇親会:17:30~19:30

   場 所:シェフズベーカリー(CHEF’S BAKERY)  トラッド目白1階

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学習院大学理学部同窓会技術交流会

           メールアドレス:《rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp

 委員長  葛城 茂敬

事務局長  鈴木 明

第83回技術交流会のご報告

■ 開催日時:20159月12日(土)14:45~17:15

■ 開催場所:中央教育研究棟 3階 302教室

講演1:「カラビ・ヤウ多様体の不思議な対称性」   14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

講 師:学習院大学理学部数学科教授 細野 忍 先生

講演要旨(予稿より):量子力学の定式化の1つにファインマンによる経路積分の方法がありますが,この方法を1次元の拡がりを持った”ひも”に当てはめて考える理論が弦理論です。
一方で,複素・代数幾何学において楕円曲線やK3曲面を高次元で考えるカラビ・ ヤウ多様体があります。弦理論の定式化を考えると、もともと関係の無い両者が深く結びつき、理論物理学と純粋数学の接点が現れます。特に1990年代初頭 に弦理論の研究から発見された「ミラー対称性」という不思議な対称性をきっかけに、それまで純粋数学の研究対象であったカラビ・ヤウ多様体の研究が、理論物理学からの動機を受けて大きく発展しています。弦理論とカラビ・ヤウ多様体の幾何学を紹介し,接点に現れる不思議なミラー対称性についてお話します。

 講師略歴::1985 年 名古屋大学理学部卒業
1989年 名古屋大学大学院理学研究科博士課程修了
1989年 日本学術振興会特別研究員・素粒子奨学生
1992年 富山大学理学部助教授
(1992年9月〜1993年8月ハーバード大学ポスドク (S.-T.Yau教授)
1998年 東京大学大学院数理科学研究科助教授
2007年   同上 准教授
2015年 学習院大学理学部教授

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講演2:「ダイナミックな複雑性とフィードバック思考」           16:05~17:15(質疑応答10分を含む)

講師:学習院大学 経済学部 経営学科 教授 田中 伸英 先生 (1971年物理学科卒)

講演要旨(予稿より)現代社会の問題は我々が作り出したシステムにより生じている。複雑さを増したシステムは予期せぬ結果を、もたらし時として生命を脅かす。ビッグデータの活用で利用可能な情報は増加し、多くの意思決定を助けることが期待された。しかし問題を細分化して個々の変数の変化と連鎖だけを追いかけても、システムの動きは理解できない。ダイナミックな複雑性を理解するためには時間軸に沿って、フィードバックループの影響をとらえる必要がある。MITで開発されたシステムダイナミックスは、ダイナミックな複雑性を分析する考え方であり道具である。主に社会科学の分野で使われているこの手法を歴史、事例、現況をふまえて紹介する。

講師紹介:1971年 学習院大学理学部物理学科卒業
1977年 同大学自然科学研究科博士課程単位取得退学
1982年 学習院大学理学博士取得、 学習院大学計算機センター助手をへて
1989年 学習院大学経済学部経営学科助教授
現在 経済学部経営学科教授

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懇親会:17:30~19:30

  場 所:シェフズベーカリー(CHEF’S BAKERY) トラッド目白(旧コマース跡)1階

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 委員長  葛城 茂敬

事務局長  鈴木 明

学習院大学理学部同窓会設立60周年記念平成27年度総会・講演会・懇親会のご報告

日 時平成27年6月27日(土)

場 所 : 中央研究棟302番教室

 平成27年6月27日、理学部同窓会の平成27年度定時総会および講演会、懇親会が開催されました。

本年度は理学部同窓会設立60周年の記念総会であり、会長より同窓会の沿革概要と諸先輩への謝辞、および今後の更なる発展を目指し会員への協力依頼の挨拶がありました。また開会前の待時間には、これまでの同窓会行事のスライドが投影され、懐かしい写真に楽しい思い出がよみがえってきました。

総会

● 会議は四方のぞみ氏(昭54数)の総合司会により、理学部同窓会幹事会、定時総会の順で進められました。

 幹事会は鈴木征(昭43化)氏を議長に選出し、常任幹事の選任、総会提出議案及び決算・予算の審議を行い、これらを承認致しました。

 総会は服部充雄(昭42化)同窓会長の議長で議事が進められ、会長挨拶ののち、2014年度事業報告及び2015年度事業計画、2014年度決算報告及び監査報告、2015年度予算案、その他、の議案を審議致しました。

事業報告・事業計画は服部同窓会長より事業概要、活動組織、委員会活動概要説明があり、具体例として就職支援委員会の佐野義規(昭47数)委員長より活動及び計画報告がありました。また四方のぞみ(昭54化)会計幹事より決算・予算説明、小野潤彌(昭34化)監事より監査報告が行われました。総会ではこれらの議案をすべて満場一致で承認致しました。

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講演会

●引き続き、下記2件の記念講演が行われました。

講演1.

講演テーマ:細胞はどのようにして分裂するのか:セミインタクト研究系の開発」

講  師  :学習院大学理学部生命化学科 馬渕 一誠 教授

講演要旨(予稿より):細胞分裂は生物の増殖・成長にとって必須である。動物細胞が分裂する際には分裂位置に『収縮環』と呼ばれるタンパク質構造が形成される。この構造は主にアクチン繊維とミオシンから成り、これらの相互作用によって収縮する。分裂位置がどのように決定され、そこに収縮環がどのような経路で形成され、そしてどのようにして収縮するかという問題は、現在のこの分野の中心的研究課題である。これらの問題を解決するため私達は最近、分裂酵母から「収縮できる収縮環」を含む細胞ゴーストを単離し、初めてin vitroで収縮環の収縮を研究できる系を構築した。また一方、細胞膜を模した人工脂質膜の中に細胞から調製した細胞質を封入し、その中でのアクチンの動態とこの「人工細胞」に起こる運動を追跡している。最終的にはこのような「人工細胞」が生きた細胞と同じように分裂することを実現したい。

講師略歴 :東京大学理学部生物化学科卒業。

同大学院修了(理学博士)。

ペンシルバニア大学・スタンフォード大学研究員、

東京大学大学院総合文化研究科教授

(岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所教授併任)などを経て、

2007年より本学理学部教授。

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講演2.

講演テーマ:「バイオベンチャー起業の面白さ、難しさ  –サイエンスと社会を結ぶ仕事–」

講  師  :シンバイオ製薬株式会社 代表取締役&CEO 吉田 文紀 氏 (1971化学科卒

講演要旨(予稿より):今年の4月、日本版NIHといわれる「日本医療研究開発機構」が設立され国を挙げて医療のイノベーションに取り組むことになった。

1953年にワトソンとクリックによるDNAの二重らせん構造の発見、2003年のヒトゲノムの完全解読などのサイエンスの研究成果が疾患解明につながり多くの新薬が開発された。しかし新薬の開発の成功確率は研究所発で2万分の一といわるように極めて小さい。まだどうなるか分からない研究成果をもとに新薬の開発を担うバイオベンチャーはハイリスク・ハイリターンの事業といわれる。小さな可能性をいかに現実のものにできるか、イノベーションの担い手としてのバイオベンチャーの役割についてお話をしたい。

講師略歴 : 1971年学習院大学理学部化学科卒業。

1973年6月マセチューゼッツ工科大学大学院修士課程終了

1975年6月ハーバード大学大学院修士課程修了

1975年9月三菱商事㈱入社

1977年4月エイ・エッチ・エス・ジャパン株式会社入社 理化学機器部・営業部長

1980年1月日本バイオラッドラボラトリーズ株式会社創業 代表取締役社長

1991年7月日本シンテックス株式会社入社 代表取締役社長

1993年5月アムジェン株式会社創業 代表取締役社長、AMGEN米国本社副社長

2005年3月シンバイオ製薬株式会社創業 代表取締役社長兼CEO

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 懇親会

●  引き続き、会場をホテル メッツ内 「フィオレンティーナ」に移し、懇親会が行なわれました。

総会、講演会、懇親会には、井上大学長、東園桜友会長、各学校学部同窓会長、理学部恩師 など多くの来賓のご出席を頂き、ご挨拶ご祝辞を頂戴致し、楽しい歓談のひと時を過ごしました。

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第81回技術交流会のご報告

■ 開催日時:2015314日(土)14:45~17:15

■ 開催場所:南7号館101教室

講演1:「有機合成化学.革新的ものづくり手法の開拓を目指して          14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

講 師:学習院大学理学部化学科教授 草間 博之 先生

講演要旨(予稿より)有機化合物は地上に存在する物質の大部分を占めており、これらと直接関わり合いを持つ有機化学は様々な研究分野の基盤を支える極めて重要な分野である。特に有機合成化学は、役に立つ多種多様な有機化合物を実際に合成し、社会に提供できる点で、最も創造的であるとも言える。本セミナーでは、有機合成化学分野の一端をお伝えすべく、現代の合成化学研究に課せられた課題、最近の研究トピックスを概観すると共に、有機化合物を効率よく合成するための革新的な合成反応の開発と、これを基盤とした生理活性物質の効率的合成法の開発に関する我々の研究成果について紹介したい。

講師略歴:講師紹介:1989年 東京大学理学部化学科卒業

1991年 東京大学大学院理学系研究科修士課程修了

1992年 東京大学大学院理学系研究科博士課程中退

1992年 東京大学理学部助手

1995年 東京工業大学理学部助手

2000年 東京工業大学大学院理工学研究科助教授

2007年 同准教授(職名変更)

2014年 学習院大学理学部化学科教授

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講演2:「コンストラクションケミカル―我が建設業界奮闘記―」       16:05~17:15(質疑応答10分を含む)

講師:(株)ダイフレックス エグゼクテイブ・コンサルタント/東京地方裁判所民事調停委員 土田 恭義氏(昭和 49年化学科卒)

講演要旨(予稿より)昭和 49年4月、総合建設会社のフジタ工業株式会社[現(株)フジタ]に入社。当時建設業界では珍しい化学系研究員として研究開発業務に従事。建設に使われる防水材、シーリング材、塗料、床材をはじめとする様々な化学品の性能評価ならびに新規技術開発に携わった苦労話など具体的事例をもとに解説する。また、ホテルニュージャパン火災や阪神淡路大震災発生直後の現地調査に直接関わった実体験ならではの生々しいエピソードなども紹介する。加えて昨今注目されている建築を取り巻く諸情報を、裏話を交えてわかりやすく解説する。さらには、現在東京地方裁判所において建築技術を専門とする民事調停委員として調停案件の円満解決に取り組む現状を、司法の立場から話題提供する。

講師紹介:1974年学習院大学理学部化学科卒

 1974年(株)フジタに入社し37年在籍(研究員・主任研究員を経て研究部長・研究統括部長)/日本建築学会防水工事運営委員会委員長/国土交通省建築工事監理指針改定委員/厚生労働省中央技能検定委員/JIS改正原案作成委員

著書:建築材料ハンドブック(共著)、建築学用語辞典(共著)他

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懇親会:17:30~19:30

  場 所:トラッド目白1階  シェフズベーカリー(CHEF’S BAKERY)

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以  上

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技術交流会は学習院関係者なら、どなたでもご参加いただけます。「登録希望」と明記し下記宛にメールを頂くとアドレスを登録し、開催(講演会・見学会)の都度、ご案内メールを差し上げます。

              学習院大学理学部同窓会技術交流会

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 委員長  葛城 茂敬

事務局長  鈴木 明

第80回技術交流会(JAMSTEC横須賀本部見学会)のご報告

下記により見学会(第80回技術交流会)を開催いたしました。

日時:平成27年1月16日 () 14:00-16:30

見学場所:JAMSTEC (海洋研究開発機構)横須賀本部    http://www.jamstec.go.jp/j/about/access/yokosuka.html

前日の荒天も回復した冬晴れの午後、京浜急行追浜駅に多くの会員とゲストの方に集合いただき、そこからタクシーに分乗してJAMSTEC横須賀本部に向かいました。

講堂でJAMSTECの活動ついてビデオで紹介を頂き、のち広報担当の方のご案内で所内の見学をいたしました。

丁度、深海調査研究船「かいれい」が翌日の出航を前に接岸しており、研究船の外観と、これに積み込むために整備を完了した無人探査船「かいこう7000Ⅱ」を見学することができました。

また、有人潜水調査船「しんかい6500」が定期整備中であり、普段は見られない整備中の機体内部を見学することができました。

そのほか、水深約14,000mに相当の圧力までの深海環境を再現できる高圧実験水槽装置とその試験済サンプルを見学いたしました。

何れも、研究員の方が整備、研究作業中であり、特に「かいこう7000Ⅱ」は担当の研究員の方に、詳しいご説明を頂きました。

本見学会の開催に当たっては、海洋研究開発機構アドバイザー北沢 一宏 氏 ( 昭和38年 物理学科卒 理学博士 )、にお骨折り頂き、また当日はご案内を頂きました。

なお、見学会終了後には横浜中華街のレストランで理学部同窓会の新年会を兼ねて懇親会を開催し、楽しいひとときを過ごしました。

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第79回技術交流会のご報告

■ 開催日時:20141115日(土)

■ 開催場所:南7号館101教室

講演1:「触媒における金属間協同効果の一端を分子レベルで探る ―ヘテロ二核有機遷移金属錯体の合成、反応および触媒作用―         14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

講 師:理学部化学科客員教授 小宮 三四郎 先生

講演要旨(予稿より)貴金属が石油精製や医薬品、高分子、電子材料等を化学的に合成するための触媒として使われていることはよく知られている。これらの化学反応の 機構を分子レベルで解明することは、よりグリーンで効率的な触媒反応を開拓するために非常に重要である。最近のノーベル化学賞をみても分かるように、触媒反応における金属の有用性や役割が次第に分子レベルで明らかになってきている。しかし、高活性触媒には二つ以上の金属を含むものがあり、そこでは触媒機能における金属間協同効果が推測されるが、その機能発現機構は分子レベルではほとんど分かっていないのが現状である。私たちは、触媒における金属開協同効果の一端を分子レベルで解明するための基礎研究として、金属一金属間結合および金属一炭素結合を同時にもつヘテロニ核有機遷移金属錯体を最も単純な活性種モデルと考え、合成単離するとともにその性質や触媒能を検討してきた。本講演では、二つの金属を含むヘテロニ核錯体上で起こるいくつかの特異的化学反応や触媒反応を分子レベルの目で見てきたかのように解説する

講師略歴: 昭和45年3月 東京工業大学理工学部卒業

昭和50年3月 東京工業大学大学院工学研究科博士課程修了

昭和50年5月 米国インディアナ大学博士研究員

昭和52年4月 東京工業大学資源化学研究所 助手

昭和57年7月 東京農工大学工学部 助教授

平成元年4月 東京農工大学工学部教授

平成16年4月 国立大学法人東京農工大学大学院工学研究院教授

平成25年3月 国立大学法人東京農工大学定年退職

平成25年4月より 東京農工大学名誉教授

平成25年4月より 学習院大学理学部客員教授

平成25年8月‐平成26年1月 國立台湾大学客座教授

平成26年1月より 首都大学東京大学院理工学研究科特任教授

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講演2:「秘匿を要する真データセットと統計解析結果が一致する代理データセットの作成      16:05~17:15(質疑応答10分を含む)

講師:松井清氏(昭和 49年数学科卒)

講演要旨(予稿より)小学生全国学カテストなどデータセットは多くは開示できない。その代わり県別平均など単純な集計が提供される。利用者はもっと自由に解析を行いたい。そのためにはデータセットの氏名をカットして開示されることがある。これでは秘匿は完全ではない。データセットの開示は躊躇される。演題名のような代理データセットにより、秘匿の維持とデータの利用というあい反する要求に応えられる。利用者は代理データセットで解析する。秘匿が破られないデータセット、真データセットに近似的に一致するデータセット、キーを渡せば真データセットが得られるデークセットなど。さらにデータの追加に耐えられるなど。平均、分散、共分散、標準偏差、相関係数、偏相関係数、回帰分析、分散分析、ロジスティック回帰分析、棒グラフなどが真データセットと一致する。

講師紹介:産業医科大学(北九州)教員、数学および統計学(専門は代数群)、

東京CRO(株)(文京区)統計解析部長、

シミック(株)(目黒区)第2統計解析部長、

退職後は北九州、広島にて非常勤

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懇親会:17:30~19:30

  場 所:「キャロット」

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技術交流会は学習院関係者なら、どなたでもご参加いただけます。「登録希望」と明記し下記宛にメールを頂くとアドレスを登録し、開催(講演会・見学会)の都度、ご案内メールを差し上げます。

              学習院大学理学部同窓会技術交流委員会

メールアドレス:《rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp

 委員長  葛城 茂敬

 事務局長  鈴木 明

平成26年度学習院大学理学部同窓会総会・講演会(第78回技術交流会) ・懇親会のご報告

日 時 : 平成26年6月28日(土)

場 所 : 中央研究棟401番教室

 平成26年6月28日、理学部同窓会の第59回定時総会および講演会、懇親会が開催されました。1-00

今総会で新同窓会長に服部充雄(昭42化)氏の就任が決定いたしました。(写真)

総会

● 会議は四方のぞみ氏(昭54化)の総合司会により、理学部同窓会幹事会、定時総会の順で進められました。

 幹事会は服部充雄(昭42化)氏を議長に選出し、常任幹事の選出、総会提出議案及び決算・予算の審議を行い、これらを承認致しました。

 総会は久邇朝宏(昭42物)同窓会長の議長で議事が進められ、会長挨拶ののち、会長の承認、2013年度事業報告及び2014年度事業計画、2013年度決算報告及び監査報告、2014年度予算案、その他、の議案を審議致しました。

1号議案で新同窓会長に服部充雄(昭42化)氏の就任を承認したのち、久邇同窓会長より事業概要、活動組織の説明のほか、葛城茂敬(昭34化)、諸戸清郎(昭46物)、佐野義規(昭47数)、渡邉マリ(昭52数)、の各委員長より担当委員会の活動報告及び計画についての説明が行われました。また四方のぞみ(昭54化)常任幹事より決算・予算説明、小野潤彌(昭34化)監事より監査報告が行われました。総会ではこれらの議案をすべて満場一致で承認致しました。

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講演会

● 恒例の講演会は第78回理学部技術交流会講演会を兼ねて開催され、(独法)海洋研究開発機構アドバイザー 北沢一宏氏に「海からパリへ、そして海に」と題し、ご講演いただきました。

■講演テーマ:海からパリへ、そして海に」

講演概要(予稿より):学習院大学理学部物理学科の卒業研究で「地球磁場強度の経年変化」を選んで以来、正統派物理学とは距離を隔てた道を歩んで来た私の様なハミダシ人間の記録である。

地球表面を構成している火山岩などの岩石は微量であるが磁性鉱物を含んでおり、これらが過去の地球磁場を記録していることが注目を集め始めたのは第二次世界大戦が終わってからであった。 特に竈跡や土器、瓦、レンガなどの人類遺跡(物)を対象にしての研究は数例にしか過ぎなかった。 これらが記憶している過去の地磁気強度の推定は微弱な残留磁気の測定から始まる。目白に在籍中はその様な測定に明け暮れた。  昭和43年に大学院博士課程を終え、東京大学海洋研究所海底物理部門の助手として奉職したのも、大洋底に数kmの厚さで存在する堆積層に含まれる磁性鉱物が過去の地球磁場の様子を記録していることを探求することであった。 仕事は当時では確立されていなかった堆積層を柱状試料として採集することから始まり、以前にも増して微弱な残留磁気の測定であった。 数年掛った研究結果はプレートテクトニクス理論の検証に貢献した。

昭和50年代前半は、国際化の機運が盛り上がり始めた時期であった。 我が国でも科学行政官の育成が叫ばれ始めた。 文部省からの呼び掛けに応じ、昭和51年(1976年)7月にユネスコ本部に派遣される事となった。 当初の担当は自然科学局地球科学部で国際地質対比計画(IGCP)の事務局で各国の研究者による国際研究計画の立案・実施の支援であった。 1976年に発生した唐山地震を契機に国際的に地震予知が脚光を浴びるようになり、同部に自然災害軽減プログラムが作られ推進ティームに移籍された。 地震予知は発足時からの主題であったが、火山噴火、地滑りまでもが対象となり、自然災害予知に止まらず災害被害の軽減対策まで扱う事となった。 プログラムでは科学技術からの観点ばかりでなく災害予知情報に伴う一般社会への影響等の社会科学的な側面の検討にまで及んだ。 1980年に同じ自然科学局の部局である政府間海洋学委員会(IOC)事務局に異動となり、事務局長補佐として主に途上国の海洋学研究の振興・発展のプロジェクトに携わった。 これらの仕事も海洋が主な舞台ではあったが、内容は国連機関を通して如何に発展途上国の前進のために協力出来るか…を模索し、実施する事であった。

90年代に入り我が国に盛り上がった大型海洋研究推進のために原子力船「むつ」の研究船への改装、海洋掘削船(現「ちきゅう」)の建造などが海洋科学技術センター(現・海洋研究開発機構)を中心に計画された。 ユネスコでの約20年の勤務を経て国際関係強化と調整のために同センターの経営企画部に入所の為に帰国したのは1995年1月であった。 原子力船「むつ」を海洋研究船として短期間の内に海洋観測船「みらい」として再出発させる事が出来た事は日本の優れた造船技術の結集であった。 1996年に進水した新生「みらい」はその後、南大洋を一周し単独船による海洋の連続観測を実施したのみで無く数度に亘る北極域での観測を含む太平洋およびインド洋での海洋観測を行い気象変動研究に幾多の貢献をした。 センター保有の有人研究潜水艇「しんかい2000」(退役後の現在は新江ノ島水族館にて展示中)「しんかい6500」などの国際海域での調査・研究航海の実施に関連した国際交渉・調整などに関与する事も多い。 また、航海以外にも観測機器の漂流・漂着に伴う回収作業、相手国との交渉など枚挙の暇も無い程である。

昨今の海洋研究開発機構での国際関係は海洋科学技術センターとは比較が困難な位多岐に亘り複雑化して来ている。 これは国連海洋法条約が1982年に採択され、1994年に発効した事により海洋研究にも一定のルールが適用される事となった事に加え、生物多様性条約に代表される様な地球環境保全のための多くの国際条約が制定されている事に因っている。 このためには国連を始め、政府間海洋学委員会などの国際会議への出席の機会も多くなっている。

講  師  : (独法)海洋研究開発機構アドバイザー 北沢 一宏 氏

講師略歴 

昭和38年3月 学習院大学理学部物理学科 卒業

昭和43年3月 学習院大学大学院自然科学研究科物理学専攻博士課程 修了  理学博士

昭和43年4月 東京大学海洋研究所 海底物理部門 助手

昭和46年10月~昭和48年6月 ダルハウジー大学(カナダ)地球科学部上級研究員(現職出張)

昭和51年7月  ユネスコ科学局地球科学部 専門官

昭和51年7月 国際地質対比計画 (IGCP) 事務局員

昭和54年5月 ユネスコ自然災害軽減計画 主任

昭和55年12月 ユネスコ政府間海洋学委員会 (IOC) 事務局 局長補佐

昭和55年12月 教育研修・相互支援計画 (TEMA) 副主任

(昭和57年12月まで ユネスコ自然災害軽減計画 主任を兼務)

昭和60年3月 海洋非生物資源研究計画 (OSNLR) 主任

平成元年5月  教育研修・相互支援計画 主任(兼務)

平成3年4月~平成6年12月 海洋科学技術センター 国際アドヴァイザー (通信による)

平成7年1月~平成25年3月 海洋研究開発機構経営企画部 特別参事

委 員:

平成12年4月~平成25年3月 IOC海洋法助言専門委員会委員(日本政府推薦)

受 賞

平成16年6月 フランス共和国 国家功労勲章(シュバリエ章) 受章

平成23年7月 政府間海洋学委員会 記念メダル 受賞

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 懇親会

●  引き続き、会場をホテル メッツ 1F 「フィオレンティーナ」に移し、懇親会が行なわれました。

総会、講演会、懇親会には、東園学習院常務理事、井上学習院大学長、谷島理学部長、はじめ各学校学部同窓会、各支部、等々各方面から多くのご来賓のご出席を頂き、ご挨拶ご祝辞を頂戴致しました。

先生方や大先輩の方々にも多くのご参加を頂き、歓談に楽しいひと時を過ごしました。

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第77回技術交流会のご報告

■ 開催日時:2014329日(土)14:45~17:15

■ 開催場所:南7号館101教室

講演1:「体作りの基本をになう繊毛のはたらき 」           14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

講 師:理学部生命科学科客員教授 神谷 律 先生

講演要旨:「繊毛」とは、細胞の表面で速い波打ち運動を行っている短い毛のことです。原生生物からヒトにまで広く存在しヒトでは気管、輸卵管、脳室などで物質の輸送を行っています。私は長年この繊毛が運動するしくみを研究してきました。ここでは遺伝学と生物物理学の方法を使った研究の経過をお話しします。それに加えて、最近非常に活発になってきた繊毛研究の現状をご紹介したいと思います。15年くらい前、ヒトには運動性のある繊毛だけでなく運動性のない繊毛があり、それぞれ体作りにとって非常に重要な働きをしていることが明らかになりました。そのため医学分野で急速に研究が進んでいます。繊毛は太古から現在までほとんど構造が変わっていない不思議な細胞器官です。その謎と重要さをお伝えできたらと願っています。

講師略歴:1971年 東京大学教養学部基礎科学科卒業

1973年   名古屋大学大学院理学研究科修士課程修了

1976年   名古屋大学理学博士取得

1976-1977年 日本学術振興会奨励研究

1978-1990年 名古屋大学理学部助手

1990-1992年 名古屋大学理学部助教授

1992-2012年 東京大学大学院理学系研究科教授

2012年-  学習院大学理学部客員教授、東京大学名誉教授

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講演2:「蝶の世界」           16:05~17:15(質疑応答10分を含む)

講師: 猪越俊久 氏 (昭和43年経済卒、生物部OB)

講演要旨:幼少期の頃「昆虫採集」に夢中になった方も少なからずおられると思います。その中で多くの人が興味をもったのが「蝶」と言えます。日本には約250種の蝶が生息すると言われていますが、よく見るといろいろな生き方をして命を繋いでいます。鳥の目を欺く蝶、普通は餌となってしまうのに蟻に育てられる蝶、反対に蟻の幼虫を餌としてしまう蝶等がいます。一方では人の生活様式の変化や野生動物の進出により絶滅に瀕している種、温暖化により生息地域を拡大している種、外国から持ち込まれたと思う種等の「蝶の世界]をご紹介します。今まであまり興味をもってなかった方にも目を向けてもらい、蝶の保護に役立てば幸いです。

講師略歴:1968年 学習院大学経済学部経済学科卒業

1968年    武蔵野銀行入社、 主に銀行システムの開発に従事

2011年    同社退職

1989-1998年 学習院大学非常勤講師

         総合講義 「情報処理と現代社会(銀行システム)」担当

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■ 懇親会:17:30~19:30

  場 所:ホテルメッツ目白1階 「フィオレンティーナ」

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第76回技術交流会(JAXA調布航空宇宙センター見学会)のご報告

下記により見学会(第76回技術交流会)を開催いたしました。

日時:平成26年1月16日 (木) 14:30-17:00

見学場所:JAXA (宇宙航空研究開発機構)調布航空宇宙センター    http://www.jaxa.jp/about/centers/cac/index_j.html

冬晴れの午後、中央線三鷹駅改札口に多くの会員とゲストの方に集合いただき、駅前からバス、タクシーで調布航空宇宙センターに向かいました。

レクチャールームで、JAXAおよび調布航空宇宙センターについて概要説明を伺い、のち3班に分かれてご案内を頂きました。小型超音速実験機NEXST-1の実物に触れ、洗練された形状と装着されているセンサーの多さに感嘆し、YS11のコックピットではびっしり並んだ計器の多さを実感しました。また、スペースミッションシミュレータでは、宇宙ステ-ションや月への飛行を模擬操縦体験しました。

記念撮影ののち、再度レクチャールームに戻り、下記の講演をいただきました。

・特別講演 : 「 JAXA航空本部における研究開発 」

・講  師 : 航空本部 機体システム研究グループ 超音速機セクション 主任研究員  德川 直子 氏 ( 平成2年 物理学科卒 )

講演では、ご専門の空気力学の研究開発について、特に展示している小型超音速実験機NEXST-1の研究開発を中心に、これまでの成果や、今後の計画などをわかりやすく説明頂きました。また、当航空宇宙センターでは学習院大学理学部から研修生を受け入れており、在籍中の学生2名(いずれも修士1年)の紹介がありました。

参加者一同、多くの展示と講演を大変興味深く見学、聴講し、充実した一日を楽しみました。

なお、見学会終了後は吉祥寺で、理学部同窓会新年会を兼ねて恒例の懇親会を開催し、楽しいひとときを過ごしました。

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第75回技術交流会のご報告

■ 開催日時:20131214日(土)14:45~17:15

■ 開催場所:南7号館101教室

■ 講 演:

講演1:「地図の歴史 -プトレマイオスからアインシュタインまで-         14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

講 師:理学部数学科 山田澄生 教授

講演要旨(予稿より)「自分の周りの環境を理解したいという本能は、人間にとって生存にかかわる本質的なものです。この本能から自然に導かれる地図という知識のアーカイブは、これまで何千年にわたって人間の置かれる環境の変化に従って徐々に発展してきました。そのなかで最も劇的な発展(パラダイム・シフト)は、我々の住む空間が「平ら」ではない「曲がった」ものであるという認識の体得と時を同じくします。本講演では、この曲がり具合を表現する「曲率」という微分幾何学の概念の本質を、なるべくわかり易く紹介しつつ地図の歴史を追うことで、究極の地図ともいえるアインシュタインの一般相対性理論の入り口までお話しできればと思います。

講師略歴:1991年 プリンストン大学卒
1996年 スタンフォード大学大学院卒 (Ph.D in Mathematics)
1996-1999年 マサチューセッツ工科大学講師
1999-2001年 コーネル大学客員助教授
2001-2004年 アラバマ州立大学助教授
2004-2013年 東北大学准教授
2013-現在 学習院大学 理学部 数学科 教授

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■ 講演2:「理学部長の佐藤孝二先生って誰?       16:05~17:15(質疑応答10分を含む)

講師: 佐藤威彦 氏 (昭34年物理卒)

講演要旨:― 初代理学部長 佐藤孝二先生の次男で、理学部発足時の裏話を中心に ―

1)院長に予定されていた、旧師 天野貞祐 氏に人事を依頼されたのに蓋を開けたら安倍能成さんだった。

2)先生集めに奔走。小林理研の所員を非常勤講師に。

3)なぜ東大教授と兼務できたか

4)事務のキーマン堀岡さん。

5)佐藤孝二の昭和20年までの業績

 ① Rayleigh の思考実験を具体化して音波のエネルギーを直接測定した。

 ② 無響室を作って、特殊なマイクロホンを開発 陸軍の九五式空中聴音機となった。

 ③ 発動機試運転場の防音

 ④ 潜水艦用の水中マイクロホンの開発

講師略歴:1959年 学習院大学理学部物理学科卒業

1964年 同 理学博士(木越研 故橋谷卓成氏と同時)

同年   工業技術院 電気試験所

1975~77年 コロラド州立大学 Visiting Professor

1980年 退官 住友金属鉱山(株)入社

1987年 同社 中央研究所 所長

1989年 同社 取締役

1994~99年 同社 顧問

1996~2002年 東京農工大学非常勤講師

日本応用磁気学会 名誉会員

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 懇親会:17:30~19:30

  場 所:ホテルメッツ目白1階 「フィオレンティーナ」

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第74回技術交流会のご報告

■ 開催日時:2013914日(土)14:45~17:15

■ 開催場所:中央教育研究棟4階403教室

■ 講 演:

講演1:「液滴衝突反応観測の試み」  14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

講 師:理学部化学科 河野 淳也 准教授

講演要旨(予稿より)分子の大きさから見ると、溶液は短距離の秩序性と長距離の無秩序性が共存する複雑な構造をとっています。一方、その複雑な溶液内での化学反応は、非常に高い選択性を示すなどの「単純な」結果を生む場合が多く知られています。複雑な溶液から単純な反応が生まれる機構には、分子が集まることによる新たな性質の発現が関わっていると考えられます。このような溶液反応の理解を目的として、新しいアプローチでの溶液反応研究に取り組んでいます。 講演では、分子集合体の化学に関してご紹介し、直径 10µmの液滴の衝突による化学反応を観測する最近の試みについて、液滴衝突観測装置と液滴の高感度分析法の開発を中心に述べます。

講師略歴:1992 年  東京大学理学部化学科卒業。

1994 年  東京大学大学院理学系研究科修士課程終了。

2000 年  東京大学理学博士取得。

1994~1998 年  日本石油株式会社中央技術研究所。

2000~2007 年  コンポン研究所研究員。

2007~2010 年  同  主幹研究員。

2010 年  学習院大学理学部化学科  講師。

2011 年    同 准教授。

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講演2:「ゴムの力学的特性と材料構成則    16:05~17:15(質疑応答10分を含む)

講師:株式会社明治ゴム化成 寺嶋  隆史 氏(平4 化学卒)

講演要旨(予稿より)1839 年に Charles  Goodyear が加硫を発見して以降、小さな応力で大きく変形し、応力を除くと元の状態に戻るという力学特性を持つ加硫ゴムは、工業用途に広く利用されてきた。ゴムの弾性的挙動は、1940 年代に確立した古典ゴム弾性論として分子論的なアプローチにより理解された他、現象論的な数学モデルも含め現在までに多くの材料構成則が提案されている。一方で、工業用途のゴム材料は非弾性的な挙動を含め複雑な力学特性を示すため、製品設計における応力解析を精緻に行う際にはゴムの力学挙動を把握し材料構成則を吟味することが必要となる。講演では、ゴムの弾性及び非弾性的な力学挙動と代表的な材料構成則を解説する。

講師紹介:1992 年 学習院大学理学部化学科卒業。(末廣研)

1994 年  学習院大学自然科学研究科博士前期課程修了。

1994 年  株式会社明治ゴム化成。

2005 年  株式会社メイジフローシステムの分社に伴い同社へ所属。

現在、株式会社明治ゴム化成  技術統括部基礎研究チームマネージャー

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懇親会:17:30~19:30

  場 所:ホテルメッツ目白1階 「フィオレンティーナ」

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技術交流会は学習院関係者なら、どなたでもご参加いただけます。「登録希望」と明記し下記宛にメールを頂くとアドレスを登録し、開催(講演会・見学会)の都度、ご案内メールを差し上げます。

              学習院大学理学部同窓会技術交流会

メールアドレス:《rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp

 委員長  葛城 茂敬

 事務局長  齋藤 正

平成25年度学習院大学理学部同窓会総会・講演会(第73回技術交流会) ・懇親会のご報告

日 時 : 平成25年6月29日(土)

場 所 : 南7号館(理学部新棟)101番教室

 平成25年6月29日、理学部同窓会総会・講演会・懇親会が開催されました。

 

総会

● 会議は四方のぞみ氏(昭54化)の総合司会により、理学部同窓会幹事会、定時総会の順で進められました。

 幹事会は服部充雄(昭42化)氏を議長に選出し、常任幹事の選出、総会提出議案及び決算・予算の審議を行い、これらを承認致しました。

 総会は久邇朝宏(昭42物)同窓会長の議長で議事が進められ、会長挨拶ののち、2012年度事業報告及び2013年度事業計画、2012年度決算報告、同監査報告、2013年度予算案を審議致しました。

審議にあたっては、久邇同窓会長より事業概要、活動組織の説明のほか、葛城茂敬(昭34化)、諸戸清郎(昭46物)、佐野義規(昭47数)、渡邉マリ(昭52数)、矢川暢芳(昭36物)の各委員長より担当委員会の活動報告及び計画についての説明が行われました。また四方のぞみ(昭54化)常任幹事より決算・予算説明、小野潤彌(昭34化)監事より監査報告が行われました。総会ではこれらの議案をすべて満場一致で承認致しました。

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講演会 

● 恒例の講演会は第73回理学部技術交流会講演会を兼ねて開催され、学習院大学名誉教授 飯高 茂 氏に「九九の伝える中国の恩」と題し、ご講演いただきました。

■講演テーマ:九九の伝える中国の恩」

講演要旨(予稿より):始めに 中国の数学書 九章算術 について説明します。

次に国際教育到達度評価学会の数学・理科の国際学力調査(国際数学・理科の教育動向調査)の結果について説明します。東アジア諸国での学生の数学力は他地域を圧して非常に高い。受験勉強は科挙の影響もあるだろうが、日本的な受験勉強のやり方を各国が行って数学理科の成績をあげ、それによってIT産業をはじめとした工業化に成功した一因となっている。数学に関しては、九九の計算法に習熟することにより、分数を含めて数の計算がうまくなったことが、近代にいたって数学教育が成功した大きな理由である。

九九は中国では春秋・戦国時代に始まり宋・元の時代に一般化した。日本でも奈良時代に伝わり江戸時代に一般化した。その影響が現在の数学教育に大きくでているのである。

講  師  : 元学習院大学理学部数学科教授 飯高 茂 氏

講師略歴 

昭和40年3月 東京大学理学部数学科卒業

昭和42年3月 東京大学大学院理学系研究科数学専門課程修了

昭和42年4月 東京大学理学部数学教室助手, 昭和46年4月同専任講師

― その間昭和46年9月から翌年8月までプリンストン高等研究所研究員

昭和52年4月 東京大学理学部助教授

昭和60年4月 学習院大学理学部数学教室教授

平成25年3月 停年退職

・社会的活動(主なもの):

日本数学会理事, 理事長, 監事, 日本数学教育学会理事

文部科学省教育課程審議会高校数学部会部会長、文部科学省委嘱事業「教科書の改善・充実に関する研究」専門家会議委員長200年

国際数学教育委員会(International commission of mathematical instruction) 日本代表

日本学術会議連携会員2006年から2期、数学教育分科会委員

・主な著作(市販されたもの):

『代数幾何学I、II、III』 『可換環論』岩波講座基礎数学 (1977)

Birational geometry for open varieties, Seminaire Scienti que Otan,Les Presses de L’Universite de Montreal  (1981)

Algebraic Geometry, GTM 76,Springer, (1981)

『数学をパソコンでRUN しよう』岩波ジュニア新書123、岩波書店(1987)

『数の不思議世界』岩波ジュニア新書483、岩波書店(2004)

『平面曲線の幾何』共立出版(2001)

『線形代数基礎と応用』朝倉書店(2001)

『いいたかないけど数学者なのだ』生活人新書208、NHK出版(2006)

『朝倉数学ハンドブック, 基礎編(共著)』朝倉書店(2010)

『内積・外積・空間図形を通してベクトルを深く理解しよう』、『群論、環論、体論、これはおもしろい』数学のかんどころ1、6、17、8 共立書店(2011,2013)

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 懇親会

●  引き続き、会場をホテル メッツ 1F 「フィオレンティーナ」に移し、懇親会が行なわれました。

講演会、懇親会には、東園学習院常務理事、福井学習院大学長、青木、高橋副学長、持田理学部長、内藤桜友会長はじめ 院、大学、理学部、桜友会、各学校学部同窓会、各支部、等々各方面から多くのご来賓のご出席を頂き、ご挨拶ご祝辞を頂戴致しました。

先生方や大先輩の方々にも多くのご参加を頂き、歓談に楽しいひと時を過ごしました。

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第72回技術交流会のご報告

■ 開催日時:201339日(土)14451715

■ 開催場所:南7号館101教室

 講 演:

講演1:「核磁気共鳴法(NMR)による電子物性研究:分子性物質を例に         14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

講 師:理学部物理学科 開 康一 助授

講演要旨(予稿より)核磁気共鳴(Nuclear Magnetic Resonance:NMR)とは物質中の目的の原子核位置での局所磁場を高い精度で測定できる実験手法である。このことからNMRの技術は有機化学における分析機器や医療における画像診新装置(Magnetic Resonance Imaging: MRI)に応用され、それぞれの分野で無くてはならない装置として広く普及している。

 本講演ではNMRの原理を概説し、NMRを電子物性研究に用いる方法とその研究例を紹介する。

講師紹介:1968年富山生まれ

  1992年 学習院大学理学部物理学科卒

  1994年 学習院大学大学院博士前期課程修了

  1996年~ 日本学術振興会特別研究員

  1997年 総合研究大学院大学博士後期課程修了

  1998年~ 学習院大学理学部助教、現在に至る。

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講演2:「血液分析機器の開発       16:05~17:15(質疑応答10分を含む)

講師:株式会社日立ハイテクノロジーズ 服部 充雄 氏(昭42化学卒)

講演要旨(予稿より)長年自動血液分析装置の開発と応用に携わってきた。同装置は診察時に患者の状態を把握したり、成人病の指針とされる血糖・コレステロール・中性脂肪などの値を測定する重要な装置である。装置の概略と開発過程で生まれた基本技術、及び開発に関する私見を紹介する。

講師紹介:1943年東京生まれ

  1967年 学習院大学理学部化学科卒業

  1975年 大学院化学専攻博士前期課程修了、理学博士号を収得

  1973~1985年 学習院大学理学部助手(化学科後藤研究室)、エコトキシコロジー(環境化学)の研究に従事

  1986年~2004年 日立サイエンスシステムズ 主幹技師、医用機器の開発に従事

  2004年~ 目立ハイテクノロジーズ 技術顧問、コンサルタント業務、現在に至る。

2-01  2-02 2-03  2-04 2-05  2-06 2-07  2-08 2-09  2-10 2-11  2-12 2-13  2-14 2-15  2-16

懇 親 会:17:30~19:30

場 所:ホテルメッツ目白1F レストラン「フィオレンティーナ」(目白駅横 )

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技術交流会はどなたでもご参加いただけます。下記宛にメールをお願い申し上げます。アドレスをご登録頂くと開催の都度、ご案内メールを差し上げます。

〒161-8691 落合郵便局私書箱第55号 学習院大学理学部同窓会技術交流会

メールアドレス:《rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp

 委員長  葛城 茂敬

 事務局長  齋藤 正

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次回第73回技術交流会は、6月29(土)、理学部同窓会定時総会の記念講演会として開催いたします。本年3月で停年退職される理学部数学科飯高茂教授九九の伝える中国の恩の演題でご講演頂きます。

多数のみなさまのご参加をお待ちいたしております。

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第71回技術交流会(アサヒビール見学会)のご報告

下記により見学会(第71回技術交流会)を開催いたしました。

日 時:平成25年1月18日(金)13:00~15:00

見学先:アサヒビール株式会社 茨城工場

中條高徳先輩(昭27 政:東京中央桜友会長・アサヒビール名誉顧問)のご尽力によりアサヒビール茨城工場の見学会(第71回技術交流会)を開催いたしました。

当日は、冬晴れの中、多くの会員とゲストの方に参加いただき、つくばエクスプレス守谷駅に集合、そこから工場送迎バスで工場に向かいました。

工場では先ず、講堂で、「世界のビール講座」と題しご説明を頂きました。スライド終了後にスクリーンが上がると、窓一面に美しい庭が広がり、一同から歓声が上がりました。

見学は、材料の麦芽、ホップからビールの仕込、ろ過、発酵熟成工程、パッケージング工程へと進み、また品質管理や目指す環境ビジョンについても説明を頂きました。

最後に、遠くに富士山やスカイツリーを望む見晴らしの良いラウンジでビールの試飲を行いました。

世界のビール3種類の試飲に続き、出来たてのスーパードライとドライブラックを美味しく味わいました。

記念撮影ののち、帰路につきましたが、参加者一同、充実した見学会と小旅行を楽しみました。

なお、当日は見学会終了後は上野に戻り、理学部同窓会新年会を兼ねて懇親会を開催し、引き続き楽しいひとときを過ごしました。

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第70回技術交流会のご報告

■ 開催日時:2012年12月8日(土)14:45~17:15

■ 開催場所:南7号館101教室

■ 講 演:

講演1:「植物が日長を感受して花芽をつくるしくみ」        14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

講 師:理学部生命科学科 清末 知宏 教授

講演要旨(予稿より)遺伝子組換え植物は私たちの生活に身近なものとなってきています。実際、遺伝子組換えのカーネーションやバラ、遺伝子組換え大豆を使った食品などは簡単に購入することができますし、日本が輸入している家畜飼料のトウモロコシはほとんどが遺伝子組換えです。また、最近では遺伝子組換えパパイヤの輸入が解禁されました。私たち基礎研究者はこの遺伝子組換え技術を生命のしくみを理解するために用いています。研究材料にはカーネーション、バラなどではなく、モデル植物を使っています。講演では、遺伝子組換えとモデル植物シロイヌナズナを使った花芽形成時期を制御する遺伝子についての私たちの研究をご紹介したいと思います。

講師紹介:1987年  筑波大学第二学群生物学類卒業

1992年 筑波大学大学院生物科学研究科生物学専攻博士課程修了

1992~1995年   理化学研究所基礎科学特別研究員

1995~1996年   理化学研究所ライフサイエンス研究協力員

1996~1998年   日本学術振興会海外特別研究員(ワシントン州立大学、カリフォルニア大学バークレー校)

1998~2000年   岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所助手

2000~2003年   香川大学遺伝子実験施設助教授

2000~2003年   岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所客員助教授

2003~2007年   香川大学総合生命科学実験センター遺伝子実験部門助教授

2007~2009年   香川大学研究推進機構総合生命科学研究センター遺伝子研究部門准教授

2009年~      学習院大学理学部教授 現在に至る。

                

 

講演2:「洋蘭の原生地を訪ねて」                     16:05~17:15(質疑応答10分)

講師:ベトナムオーキッド 代表 葛城 茂敬 氏(昭34化卒)

講演要旨(予稿より)私は東南アジアに生えている珍しい蘭を採取して育てることを趣味としていましたが、近年蘭の輸入販売を始めてからはその現地での採集から遠ざかってしまいました。

本日は皆様に私が体験した蘭の原生地での魅力・様子等をスライドでお見せしたいと思います。

どうぞ、気楽にご覧下さい。

講師紹介:1936年5月 東京に生まれる。女子学習院付属幼稚園、学習院初等科、中等科、高等科を経て

1959年3月 学習院大学 理学部化学科卒業

1959年4月 旭硝子㈱入社.建築用板ガラス、ガラス繊維複合材、グラスウール、断熱・吸音材、プラスチック眼鏡レンズの生産販売に従事

1996年10月 旭硝子㈱退社後、東南アジア 主としてインドネシア、ベトナムで野生欄を採取・栽培して日本で販売し現在に至る。

              

  

 

会:17:30~19:30

場所:ホテルメッツ目白1F レストラン「フィオレンティーナ」

      

 

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技術交流会はどなたでもご参加いただけます。下記宛にメールをお願い申し上げます。またアドレスをご登録頂くと開催の都度、ご案内メールを差し上げます。

〒161-8691 落合郵便局私書箱第55号 学習院大学理学部同窓会技術交流会

メールアドレス:《rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp

 委員長  葛城 茂敬

 事務局長  齋藤 正

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次回(第71回)技術交流会は来年1月18日(金)にアサヒビール茨城工場(つくばエクスプレス守谷)の見学会を開催いたします。終了後には理学部同窓会の新年会を兼ねて懇親会を行います。皆様、奮ってご参加下さい。

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第69回技術交流会のご報告

■ 開催日時:2012年10月6日(土)14:45~17:15

■ 開催場所:南7号館101教室

 ■ 講 演:

講演1:「完全マッチングの数理」    14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

講 師:理学部数学科  中野 史彦 教授

講演要旨(予稿より):完全マッチングとは統計力学のモデルの一つです。与えられた点の全てを2つずつのペアにするという単純なものですが、点を増やして「典型的に出現するペアリング」を見ると、美しい構造が現れます。その他、「マッチングに「ゴミ」を入れたらどうなるか?」など色々な問題について考えていきます。

講師紹介:1996年3月:東京大学数理科学研究科博士課程卒業

1996年~2004年:東北大学理学研究科数学専攻助手

2004年~2010年:高知大学理学部准教授

2010年~現在:学習院大学理学部教授。 現在に至る。

                

 

講演2:「ゆりかごから歯かばまで」  16:05~17:15(質疑応答10分を含む)

講 師:鶴川駅前歯科診療所 副院長 長崎 恵理子 氏(昭47数卒)

講演要旨(予稿より):「患者さんの悩みを少しでも解決できるようになりたい」と思いながら仕事を続けてきました。各年代の『口腔ケアのポイント』と『受診の仕方』について、皆様がより快適な毎日を送ることができるように日常の臨床から学んだことをお話ししたいと思います。

私を育ててくれた母校に心からの感謝をこめて、何らかの恩返しができることを願います。

講師紹介:学習院初等科、女子中等科、女子高等科を経て

1972年3月 学習院大学 理学部数学科卒業

1972年4月~1973年6月 財団法人政策科学研究所勤務

1976年9月 日米会話学院卒業

1982年3月 日本歯科大学卒業

1982年4月~1983年4月 長崎歯科クリニック勤務

1983年5月~鶴川駅前歯科診療所勤務、歯科医師(副院長)として現在に至る。 一男一女の母

                

 

懇 親 会:17:30~19:30

場 所:ホテルメッツ目白1F レストラン「フィオレンティーナ」(目白駅横 )

          

技術交流会はどなたでもご参加いただけます。下記宛にメールをお願い申し上げます。アドレスをご登録頂くと開催の都度、ご案内メールを差し上げます。

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〒161-8691 落合郵便局私書箱第55号 学習院大学理学部同窓会技術交流会

メールアドレス:《rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp

 委員長  葛城 茂敬

 事務局長  齋藤 正

 

平成24年度学習院大学理学部同窓会総会・講演会(第68回技術交流会) ・懇親会のご報告

日 時: 平成24年6月30日(土)

場 所: 南7号館(理学部新棟)101番教室

 平成24年6月30日、理学部同窓会総会・講演会・懇親会が開催されました。

総会

● 会議は河俣強氏(昭46数)の総合司会により、理学部同窓会幹事会、定時総会の順で進められました。

 幹事会は服部充雄(昭42化)氏を議長に選出し、総会提出議案、決算・予算の審議を行い、これらを承認致しました。

 総会は久邇朝宏(昭42物)同窓会長の議長で議事が進められ、会長挨拶ののち、2011年度事業報告及び2012年度事業計画、2011年度決算報告、同監査報告、2012年度予算案を審議致しました。

審議にあたっては、久邇同窓会長より事業報告、事業計画説明のほか、齋藤正(昭42化)、諸戸清郎(昭46物)、服部充雄(昭42化)、佐野義規(昭47数)、田島博和(昭63数)、矢川暢芳(昭36物)の各委員長より担当委員会の活動報告及び計画についての説明が行われました。また四方のぞみ(昭54数)常任幹事より決算・予算説明、小野潤彌(昭34化)監事より監査報告が行われました。総会ではこれらの議案をすべて満場一致で承認致しました。

        

講演会

● 恒例の講演会は第68回理学部技術交流会講演会を兼ねて開催され、桜美林大学リベラルアーツ学群 芳沢光雄教授(1975年学習院大学理学部数学科卒、理博)に「『いかにして問題をとくか』(ポリア著:丸善)の身近な活用について」と題し、ご講演いただきました。

若者の理科離れが話題になっていますが、子供のころから理数好きにするための教育に携わっておられる先生に、その経験を踏まえて、今後の数学教育の在り方をわかりやすくお話いただきました。

講演テーマ:『いかにして問題をとくか』(ポリア著:丸善)の身近な活用について

講演要旨(予稿より):講演者がまだ1歳の昭和29年に丸善からG.ポリアの「HOW TO SOLVE IT」の訳本が出版された。昨年、NHKテレビでも紹介されたこともあって、再び注目されている。元々は数学の問題を解く型を整理して分類したものであるが、一般化した表現でまとめたこともあって、その発想は数学の問題解決に留まらない展開が考えられる。本講演では、その発想のビジネス・日常生活への活用について、誰にでも楽しめるように解説する。

講  師  : 桜美林大学リベラルアーツ学群 教授 芳沢 光雄 (昭和50数学卒、理学博士)

講師略歴 ::1953年 東京生まれ、59歳。

曽祖父は元内閣総理大臣で凶弾に倒れられた、犬養毅総理で、祖父は元外務大臣の芳沢謙吉外相、従妹は元国連難民高等弁務官の緒方貞子氏。

慶應義塾幼稚舎、慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校と進まれた後、

1971年4月
学習院大学理学部数学科に入学

1975年3月
同 数学科卒業

1980年  学習院大学理学部数学科で理学博士号を取得

米国オハイオ州立大学博士特別研究員(post doctoral fellow)、慶應義塾大学商学部助教授、城西大学理学部教授、東京理科大学理学部教授を歴任。

現在は桜美林大学リベラルアーツ学群教授をされて、数学教育に関する活発な活動をされており、特に1990年代以降は、ゆとり教育導入による数学の学力低下を危惧し、数学教育の重要性と充実を訴える活動に力点を置いておられます。証明教育を中心とした“考えて論述する”教育の重要性を新聞・雑誌などに多数掲載されている。

役員等 :日本数学会評議員(平成7年度)、日本数学教育学会理事(平成13、14年度)、第19期日本学術会議第4部委員などを歴任。

著 書:数学教育関係に多数の著書がある。

              

(上記写真の一部に先生著作の丸善出版物、産経新聞掲載記事を使用させていただきました)

 懇親会

●  引き続き、会場をホテル メッツ 1F 「フィオレンティーナ」に移し、懇親会が行なわれました。

講演会、懇親会には、堀口学習院常務理事、福井学習院大学長、内藤桜友会長はじめ 院、大学、理学部、桜友会、各学校学部同窓会、各支部、等々各方面から多くのご来賓のご出席を頂き、ご挨拶ご祝辞を頂戴致しました。

先生方や在学生の方々にも多くのご参加を頂き、歓談に楽しいひと時を過ごしました。

                     

第67回技術交流会のご報告

■ 開催日時:2012519日(土)14451715

 開催場所:南7号館101教室

講演1:「ホウ素でがんに挑む」
14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

講師:理学部化学科  中村浩之 教授

講演要旨(予稿より):既存の医薬にはない体内動態、特徴的活性を有する医薬の創製には、医薬素材として生体内には存在しない元素を利用した論理的な分子設計がその有望なアプローチの一つである。ホウ素は炭素のひとつ手前の原子番号をもつ元素で、空軌道を有することからドナー分子から電子を受け取ることができる。そこで、生物活性物質にホウ素を導入することにより、標的タンパクと水素結合だけでなく共有結合によっても相互作用でき、これまでとは異なる薬理活性が期待できる。また、ホウ素は安定なクラスターを形成する。本講演では、ホウ素の立体電子的相互作用および中性子捕捉反応を利用した次世代放射線療法について、中村教授の最近の研究を紹介する。

講師紹介:1967年8月 生まれ、44歳

1991年3月 東北大学理学部化学科卒業。 4月~ 東北大学大学院博士課程へ。 1993年5月 ~11月英国ウェールズ大学留学(K.Smith教授)。 1993年4月~1995年2月 日本学術振興会特別研究員。 1995年3月~1995年3月 東北大学大学院理学研究科助手。 1995年4月~1997年3月 九州大学有機化学基礎研究センター助手。 1996年9月 東北大学理学博士取得。 1997年4月~2002年3月 東北大学大学院理学研究科助手。 2000年4月~2001年4月 文部省在外派遣研究員として米国Pittsburg大学 D.P.Curran教授。 2002年4月 学習院大学理学部化学科 助教授。 2006年4月 同 教授。 現在に至る。

                

講演2:「情報セキュリティへの脅威(進化する攻撃)」  
16:05~17:15(質疑応答10分を含む)

講師:㈱サンパートナーズ 小林 洋(元、富士通株式会社

講演要旨(予稿より):情報セキュリティへの脅威について最新の内容と特徴を解説する。 情報技術の発展とインターネットの普及は、利便性の向上と同時に多くの脅威を社会にもたらしている。SNSやWebサイト、スマートフォンやパソコンは日常生活に欠かせない道具になったが、その危険性を認識し、適切な使い方や防御をしないと被害者になり、時には加害者にもなる。 例えば、国会議員のメールが無断転送される、防衛産業の情報が漏洩する、就活情報の無断使用など多くの被害が出ている。情報リテラシーとしてセキュリティの基本知識は益々重要になっている。講師はISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の審査員として多くの組織のセキュリティ活動を審査してきた経験を基に、情報セキュリティの脅威とISO規格について紹介する。

講師紹介:1947年生まれ、64歳。

1970年3月 学習院大学理学部数学科卒業(米田研究室・菅研究室)。 1970年4月 富士通株式会社入社。 大型コンピュターの基本ソフトウェア開発からオープンシステムの開発サポート、セキュアーUNIXの研究を担当。 2004年より㈱日本環境認証機構において情報セキュリティの主任審査員として活動、ISMS(情報セキュリティ:ISO27001),ITSMS(ITサービス:ISO20000)、BCMS(事業継続:BS25999)などの主任審査員、㈱サンパートナーズにおいてコンサルタント。

                

会:17301930

場所:ホテルメッツ目白1F レストラン「フィオレンティーナ」

        

お知らせ

技術交流会はどなたでもご参加いただけます。メールアドレスをご登録頂くと開催の都度、ご案内メールを差し上げます。《rigakubu2@gakushuin-ouyukai.jp》宛にご連絡をお願い致します。

第66回技術交流会のご報告

■ 開催日時:2012310日(土)14451715

 開催場所:南7号館101教室

■ 講 

講演1:「極高真空計の開発」– 14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

講師:理学部物理学科  荒川一郎 教授

講演要旨(予稿より):圧力10-11Pa(一京分の一気圧)台の測定を可能とした真空計の開発の経緯を紹介する。1950年のBayard-Alpert型真空計の発明がもたらした10-8 Pa台の超高真空技術は、現在の電子情報社会を実現する基盤技術として半世紀に渡り活躍してきた。よりファインな技術発展の環境を整えるべく、さらに3-4桁低い極高真空の実現を目指す動きが1990年代に我が国で始まった。荒川が関わった計測技術の開発では学習院の卒業生がその原動力となり、2000年にはA-T型真空計(商品名:AxTRAN,(株)アルバック)として製品化され、研究・改良を重ねながら現在に至っている。

講師紹介:1952年9月 東京都大田区馬込生まれ。 1976年3月 東京大学工学部物理工学科卒業。 1976年4月 日本真空技術㈱入社。1979年4月東京大学生産技術研究所 助手。 1984年4月 学習院大学理学部物理学科 講師1986年4月 同 助教授。 1994年4月 同 教授。 現在に至る。

                

講演2:「免疫細胞とがん治療」– 16:05~17:15(質疑応答10分を含む)

講師:㈱日本バイオセラピー研究所 贄田美江(にえだみえ) 主任研究員( 豪クィーンズランド大学 客員研究員 )

講演要旨(予稿より):現在の3大がん治療として、外科治療(手術)、放射線治療、抗がん剤治療が行われおり、末期のがん患者では、これらの治療法を組み合わせた、集合的治療が行われている。この3大治療に加え、第4の選択肢として、免疫細胞療法が行われている。免疫細胞療法は投与する細胞の種類により、樹状細胞療法、T細胞療法、NK細胞療法に分けられる。ヒトの免疫系は樹状細胞を中心に様々な免疫細胞を活性化して免疫系ネットワークを形成して、がん細胞を攻撃し排除する仕組みをもっている。がん患者ではこれが上手く働かないことによりがん細胞が増殖してくると考えられので、この免疫系を回復しようという試みが免疫細胞療法である。樹状細胞を中心として免疫細胞群ネットワークの仕組みと、贄田が携わった免疫細胞療法の臨床例を紹介する。

講師紹介:1942年3月生まれ。 1960年3月 学習院女子高等科卒。 1964年3月 学習院大学理学部化学科卒。 1977~1991年 東京大学医学部、研究員。 1991年 学位取得、医学博士。1992~1995年 東京大学医学部、助手。 University of Bristol (英国) 医学部、客員研究員。 1995~2001年日本赤十字社、中央血液センター研究部、樹状細胞研究プロジェクトリーダー。 2001~2009年 (株)メデイネット先端医科学研究所、主席研究員。横浜市大医学部、客員准教授。2009年~ 現職。

                

会:17301930

場所:ホテルメッツ目白内 フィオレンティーナ

              

第65回技術交流会(国立天文台見学会)のご報告

下記により見学会(第65回技術交流会)を開催いたしました。

日 時:平成24年1月20日(月)13:00~16:30

見学先:国立天文台 三鷹キャンパス http://www.nao.ac.jp/about/mitaka.html

(東京都三鷹市大沢2-21-1)

日江井 榮二郎先生(東京大学名誉教授、国立天文台名誉教授)のご尽力により国立天文台三鷹キャンパスの見学会(第65回技術交流会)を開催いたしました。当日は、前夜からの雪や氷雨が続く生憎の天候でしたが、多くの会員とゲストの方に参加いただき、充実した見学会となりました。

施設見学に先立ち講堂で、重力波を観測手段とする新しい天文学の創成で世界的にご高名な藤本眞克 教授(重力波プロジェクト研究室長 http://guas-astronomy.jp/Supervisors/m-fujimoto.html)に「重力波の検出をめざす巨大レーザー干渉計」と題し特別講演をいただきました。

その後、銀河系近傍の天体からの重力波探査観測と観測技術開発を行なっている一辺300Mのレーザー干渉計(TAMA300)、コンピュータによって描き出された宇宙の構造と進化を特殊な映像システムによって立体的に投影する4次元デジタル宇宙シアター(4D2U http://4d2u.nao.ac.jp/t/var/4d2unav/)のほか、日本最大口径65cmの赤道儀式屈折望遠鏡、国登録文化財の太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)を見学いたしました。

また見学会終了後は吉祥寺で、理学部同窓会新年会を兼ねて懇親会を開催し楽しいひとときを過ごしました。

      

第64回技術交流会のご報告

開催日時:12 10 日(土)14451715

開催場所:南3 号館104 教室

 

講演1:ショウジョウバエを用いた発生遺伝学の研究  14:45~15:55(質疑応答10 分を含む)

講師:理学部生命科学科 安達卓教授

講演要旨(予稿より):キイロショウジョウバエ(以下ショウジョウバエ)は、極限環境以外のほぼ世界中に分布する小型のハエで、一見何の役にも立ってくれそうにない生物ですが、人類は(研究者は)、100 年以上も前から遺伝学研究の代表的材料として、親しんできました。その理由は1時間ではとても話せないほど、枚挙にいとまがありませんが、全てを理解された後には、このハエはヒトに研究されるために進化してきた奇跡の生物では?と思わない訳にはいかなくなります!
本講演では、まずショウジョウバエを用いた研究の利点についてお話した後、私共が研究してきました細胞死(アポトーシス)をひき起こす巧妙な仕組についてご紹介して、ハエに対する偏見を払拭されるきっかけとなって頂ければ、と希望しております。

講師紹介:1955 年生まれ、1986 年北海道大学理学部生物学科卒業、1992 年名古屋大学大学院理学研究科生物学専攻博士後期課程修了理学博士、1992~1994 年愛知県がんセンター研究所研究員、1994~2001 年名古屋大学理学部生物学科および大学院理学研究科生物学専攻助手、1999~2000 年アメリカ・ミネソタ大学遺伝細胞発生学部客員研究員、2001~2007 年神戸大学発達科学部人間環境学科および大学院自然科学研究科助教授、2007~2009 年神戸大学大学院理学研究科生物学専攻准教授、、2009 年~ 学習院大学理学部生命科学科教授。

                

 

講演2:「医薬品開発のグローバル化」 16:05~17:15(質疑応答10 分を含む)

講師:行山煥氏(1967 年学習院大学理学部化学科卒)

講演要旨(予稿より):医学の進歩、生物学の進歩により、EBM(Evidence base Medicine)やゲノム情報を使った新薬開発が進められようとしています。新薬開発は膨大な費用と10年にも及ぶ期間が必要とされてきました。新薬開発について製薬会社では開発費用を少なく、短期間で世に出すことに努力するわけですが、拙速な開発は副作用の見過ごしという安全性面で信頼のない薬が世に出ることになります。新薬開発は先進国の数カ国によって世に出されておりますが、日本ではドラッグラグで表現されるほど新薬開発に時間がかかり、欧米から遅れて世に出ています。一方、欧米からは日本の医薬品市場に早く出したい熱いまなざしをもっております。新薬を評価するステップごとの規制や評価方法を共通にすることは大いに意味のあることとなります。国際的な評価方法の検討はICH(The International Conference on Harmonization of Technical Requirements for Registration of Pharmaceuticals for Human Use)という組織で以前からなされてきております。医薬の開発の過程と最近のグローバル化をICH 紹介と東アジアでの臨床試験の実情など紹介いたします。

講師紹介:1943 年東京・谷中生まれ、1969 年学習院大学理学部化学科修士卒業(高本研究室)、1969 年興和株式会社入社・東京研究所にて有機化学(多糖類、抗生物質、アルカロイド等の基礎研究に従事、さらに、情報処理システムにて構造活性システム、動物実験システム、臨床開発システムの開発実施。1995 年臨床開発部業務、開発管理部、2003 年リタイア以後はCRO にて品質管理部にて臨床試験の品質管理業務.

                

 

懇親会:17301930

場所:目白駅前ホテルメッツ目白内「フィオレンティーナ」

    

第63回技術交流会のご報告

開催日時:101日(土)14451715

開催場所:南7号館101教室

 

講 演1:フェルマーの大定理の証明について ・・・14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

講師:理学部数学科 中島匠一教授

講演要旨(予稿より):フェルマーの大定理とは、「自然数 n が 3 以上であれば、2つの n 乗数の和は決して n 乗数にならない」という主張である(ただし、 n 乗数とは、ある自然数の n 乗となる数のこと)。17世紀にフェルマーによって提示されたこの魅力的な主張は、実は大変な難問であった。つまり、多くの数学者が解決を試みたにもかかわらず、300年以上解決されなかった。この難問が、1990年ころ、Andrew Wiles によって最終的に解決されたのは20世紀の数学の大成果である。

今回の講演では、前半で、フェルマーの大定理をめぐる歴史を取り上げ、この問題が数学の発展に大きく貢献したことを説明する。後半で、ワイルスの証明を取り上げる。といっても、証明は長く、細部に触れるのは不可能であるから、「解決のアイディアは何か」「いったい、どこがすごいのか」がわかることを心がけて、証明の流れを中心として説明したい。

講師紹介:1955年生まれ。理学博士。専攻は整数論。東京大学理学部数学科助手、東京大学教養学部助教授、東京大学大学院数理科学研究科助教授を経て、1998年より学習院大学理学部教授。

               

 

講 演2:わが人生の軌跡 人間工学からスポーツ・ヒューマニティへ ・・・:16:05~17:15(質疑応答10分を含む)

講師:福岡 孝純(1964年学習院大学理学部物理学科卒)

講演要旨(予稿より):第一希望の近藤研究室に入ったものの、スキーに熱中し過ぎて勉学に身の入らなかった学生時代、卒業後就職するもやり残した気持ちから渡独、異国の地での試行錯誤の連続だった研究生活、帰国後の身ひとつでの起業…どれも懐かしい思い出である。物理学への漠然とした憧れから、人間工学、スポーツ学へと、興味の対象は人間そのもの、人間が創り出す世界へと広がっていったが、学びの原点は学習院時代にある。スキー技術の人間工学的研究という前人未踏の領域への挑戦のなかで、人間が生み出す技にはオンリーワン性があること、そこから生まれる美しさや能力の限界にせまる身体性の素晴らしさを認識した。未知のものを解き明かしていく喜び、新しい気づき、そして次への扉。わが人生を振り返りつつ、“人間性の復権”について思いを伝えたい。

講師紹介:1941年神奈川県生まれ。1964年学習院大学理学部物理学科卒。1970年フランクフルト大学博士課程修了(理学博士、ph.D)。1972年福岡スポーツ研究所創立(現日本スポーツ文化研究所)、法政大学講師、東京農業大学教授を経て現在帝京大学・法政大学教授。全国各地でスポーツ・健康関連の施策づくり、地域振興に携わる。専門分野はスポーツ・健康科学、環境計画。IAKS(国際余暇スポーツ施設協会)副会長、こども環境学会副会長、IVSI(国際スキー指導者連盟)副会長など。2002年スポーツ及び地域振興における国際的貢献によりフランス騎士賞受賞。主な著書に「スポーツ・ビジネス」(日本経済新聞社)、「新しい地域文化戦略」(第一法規)など。

                

 

会:17301930

所:中央教育棟12目白倶楽部松本楼

 

        

 

2011年 桜友会設立90周年記念 第56回学習院大学理学部同窓会総会・講演会(第62回技術交流会) ・懇親会のご報告

日 時平成23年6月25日(土)

場 所西5号館201番教室

平成23年6月25日、理学部同窓会総会・講演会・懇親会が開催されました。

総会

● 会議は井原智氏(昭42化)の総合司会により、理学部同窓会幹事会、常任幹事会、定時総会の順で進められました。

幹事会は服部充雄(昭42化)氏を議長に選出し、常任幹事候補の選出および総会提出議案、決算・予算の審議を行い、これらを承認致しました。続いて常任幹事会が行われ、新会長および新監事の推薦を行いました。

総会は葛城茂敬同窓会長(昭34化)の議長で議事が進められ、会長挨拶ののち、常任幹事会で推薦された新会長および新監事を承認いたしました。

新会長 久邇朝宏(昭42物)

新監事 小野潤也(昭34化)、河俣強(昭46数)

続いて2010年度事業報告、同決算報告、同監査報告、2011年度事業計画案、同予算案を審議致しました。審議にあたっては、葛城同窓会長より事業報告、事業計画説明のほか、四方のぞみ(昭54数)常任幹事より決算・予算説明、斎藤正(昭42化)監事より監査報告、久邇朝宏(昭42物)、池田昌隆(昭58物)、佐野義規(昭47数)、井原智(昭42化)、矢川暢芳(昭36物)の各委員長より担当委員会の活動報告及び計画についての説明が行われました。総会ではこれらの議案をすべて満場一致で承認致しました。

      

 

講演会

● 恒例の講演会は第62回理学部技術交流会講演会と共催で開催され、理学部を今春ご退任された元学習院大学生命科学科教授 芳賀達也 先生に『神経性機能素子の生化学―アセチルコリン受容体とコリン輸送体』と題しご講演頂きました。

講演テーマ:「神経性機能素子の生化学―アセチルコリン受容体とコリン輸送体」

講演要旨:神経系の基礎過程である興奮の伝導と伝達の分子機構が最近の研究で明らかになってきた。アセチルコリンを伝達物質とする神経の興奮伝導に必須の2つの機能素子、ムスカリン性アセチルコリン受容体と高親和性コリントランスポーターの働きについて解説。

講  師:元学習院大学生命科学科教授 芳賀達也 先生

講師略歴

1941年 東京に生まれる

1963年 東京大学理学部生物化学科卒業

1970年 東京大学理学系研究科理学博士号取得

1969-1974年 東京大学理学部、医学部脳研助手

1974-1988年 浜松医科大学医学部助教授

1988-2001年 東京大学医学部教授

2001-2011年 学習院大学理学部化学科、生命科学科、生命研教授

                    

 

懇親会

●  引き続き、会場を「目白倶楽部」(中央研究棟12階)に移し、懇親会が行なわれました。

講演会、懇親会には、内藤学習院常務理事、福井学習院大学長、持田理学部長、内藤桜友会長はじめ 院、大学、理学部、桜友会、各学校学部同窓会、各支部、 等々各方面から多くのご来賓のご出席を頂き、ご挨拶ご祝辞を頂戴致しました。

退職された先生方や在職中の先生方、在学中の学生の方々にも多くのご参加を頂き、歓談に楽しいひと時を過ごしました。

        3-07               

 

第61回技術交流会(見学会)のご報告

パイプオルガンの制作工房見学会

下記により見学会(第61回技術交流会)を開催いたしました。

■日 時:平成23年5月2日(月)14:30~17:00

見学先:株式会社 マナ オルゲルバウ

(東京都町田市野津田町1832-14)

http://www.manaorg.co.jp/

マナ オルゲルバウ社は25年の歴史を持つ、パイプオルガンの制作工房です。パイプオルガンの構造、組立・調整法から、パイプや木材など素材へのこだわりまで、本場で修業を重ねた2人のマイスターに、制作工程の実技なども交え丁寧に説明して頂きました。ちょうど、西東京市の教会に納めるパイプオルガンが完成直前で、全体の仕組みから構造の細部まで見学することができました。

                  

 

 

■     懇親会

見学終了後、町田駅近くの居酒屋で懇親会を行いました。

会員相互の歓談に加え、出席頂いた2人のマイスターに、今日までの歩みやパイプオルガンに寄せる思いなども伺い、楽しいときを過ごしました。

      

第60回技術交流会のご報告

開催日時:平成23年4月9日(土)14:45~17:15

開催場所:南7号館101教室

講演1: 「分子集合状態のラマン分光による理解―1,2-ジクロロエタンを例として時間:14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

講師:理学部化学科石井菊次郎教授

講演要旨(予稿より):生命科学の領域までも含めて、今日、自然界の様々な現象が分子の概念に基づいて理解されることが多い。分子は個々の化合物が明確な微視的構造をとる場合に想定される粒子で、窒素N2や酸素O2のような簡単な構造のものから、タンパク質分子のように巨大で複雑な構造のものまである。そのような分子の集合状態を理解することが、今日の化学の重要な課題の一つである。分子に関する私たちの理解が今日のレベルにほぼ到達したのは1940年頃で、1、2-ジクロロエタンという化合物は、分子の構造とその集合体の性質の関係を理解するために重要な役割を果たした。この講演では、1、2-ジクロロエタンに着目し、ガラス状態や超臨界状態という状態を舞台とした分子の振る舞いを、ラマン分光法により研究した例を紹介する。

講師紹介:1946年8月、東京にて生まれる。1965年3月、東京教育大学附属高等学校卒業。1969年4月、東京大学理学部化学科卒業。1971年3月、東京大学理学系研究科化学専門課程修士課程修了。1973年8月、東京大学理学系研究科化学専門課程博士課程中退。1973年9月、東京大学物性研究所助手。1976年4月、分子科学研究所助手。1978年4月、学習院大学理学部化学科講師、1979年4月、同化学科助教授、1985年4月より同化学科教授。理学博士(東京大学、1977年)。日本化学会欧文誌編集委員、速報誌編集委員、化学便覧編集委員、分子科学会監事などを歴任。

                

講演2: 床衝撃音と騒音計時間:16:05~17:15(質疑応答10分を含む)

講師: ()小林理学研究所中村俊一

講演要旨(予稿より)音響調査はまず周波数分析からという一方、聴覚特性を模した測定器をつくり、感覚の発生量を代表させる挑戦も続いてきた。集合住宅建設が進む戦後の日本では、隣人からの騒音被害、とくに床衝撃音が問題になり、その独特で深刻な実情を反映させたタイヤ落下による建物検査法が導入される。単発衝撃をフィルタ越しに指針の振れで読み取るのも問題ながら、測定労力の過大な増加は見過ごせなかった。騒音計が指示する2種の周波数補正値から、衝撃音の発生状況を本質的に把握できることと、その原理を応用した敷物の衝撃緩和効果評価法とを論文にした。この仕事は恩師佐藤孝二先生からの〔音響学は境界領域での仕事である〕との教えをさらに深く実感する機会となった。

講師紹介:1933年東京生まれ。1952年東京教育大学付属高等学校卒業、本学物理学科入学。部活の音楽体験から卒業研究は佐藤研で模型実験による新音響材料試験施設の検討、修士課程は(財)小林理学研究所内で竣工後の基礎実験に参加。1958年入所後は遮音試験の実務と研究、超低周波音被験者実験等を担当、騒音や遮音の現地調査、学会調査会での遮音の現場測定や評価法、規準設定の検討に参加。1986年日本騒音制御工学会功績賞。1987年同学会認定技士(第57号)。1964年より2001年まで東京藝術大学非常勤講師。1983年3月本学より理学博士号授与。1982年3月小林理研退職後は大学、専門学校等へ出講。東京芸大では学内の協力をえて〔演奏し易い舞台音響条件〕の研究等に先取的な取り組みをした。

                

会:17301930

場所:中央教育棟12松本楼目白倶楽部


      

第59回技術交流会のご報告

開催日時:1月22日(土)14:45~17:15

開催場所:南7号館101教室

講演1: 量子力学の原理を利用して安全な通信を実現する14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

講師:理学部物理学科 平野 琢也 教授

講演要旨(予稿より)::古典力学では、ある時刻における物体の位置と速度を知ることにより、その後の時刻における位置と速度を正確に予測することができました。一方、量子力学では、物体の位置と速度を両方同時に正確に定めることができません。また、物体の状態を測定して情報を得ると、測定した物体の状態は変化してしまいます。このような、古典論とは大きく異なる量子力学の原理を直接利用する情報処理に関する研究が、現在世界中で活発に研究されています。その一つの研究テーマに量子暗号があります。量子暗号は、量子力学の原理を利用することにより、第3者に情報が漏れない安全な通信を実現するものです。講演では、量子暗号の原理を、デモ実験を交えて分かりやすくご紹介したいと思います。また、私達の研究している新しい原理の量子暗号についてもご説明する予定です。

講師紹介:1964年8月兵庫県で生まれる。1983年3月広島大学附属福山高校卒業、1987年3月東京大学理学部物理学科卒業、1989年3月東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了、1992年3月同上博士課程修了、博士(理学)。1991年4月〜1993年2月日本学術振興会特別研究員、1993年2月~1998年3月東京大学教養学部物理学教室助手。1998年4月~2005年3月学習院大学助教授(物理学科)、2005年4月〜現在 学習院大学理学部教授(物理学科)。2007年9月~2009年8月文部科学省学術調査官(科学研究費担当)、2006年4月~現在 情報通信研究機構外部評価委員会委員。

                

講演2: 圧力のものさし「真空標準」16:05~17:15(質疑応答10分を含む)

講師:産業技術総合研究所 秋道 斉 氏

講演要旨(予稿より):計測は、製品の開発設計と品質の試験・認証に必要な技術です。計測の結果が、国内のみならず世界中で信頼を持って通用するためには、その基準となる「ものさし」が不可欠であり、その信頼性を確立して、維持することが必要となります。産総研では様々な量に対する国家標準を整備して供給サービスを行なっています。圧力真空標準研究室では、半導体やフラットパネルディスプレイなどに代表される先端産業には欠かせない「ものさし」となる圧力真空標準を整備し、産業界からの強い要請に応える事を目標として超高圧力から極高真空までの計測技術の開発、効率化および高精度化をめざして研究開発を進めています。 ここでは、圧力真空標準を中心とした、計測の「ものさし」のお話をさせていただきます。

講師紹介:1987年 学習院大学自然科学研究科物理学専攻博士後期過程 満期終了。同 学習院大学理学部助手。1989年 理学博士。同 ㈱アルバック・コーポレートセンター 入社。同 新技術事業団「榊量子波プロジェクト」出向。1992年 ㈱アルバック・コーポレートセンター真空基礎研究室。1999年 日本真空技術㈱技術開発部。2000年 通商産業省 工業技術院 電子技術総合研究所 極限技術部 入所。2001年 独立行政法人 産業技術総合研究所 計測標準研究部門 力学計測科。2005年 同 計測標準研究部門 力学計測科 圧力真空標準研究室 室長。

                

第58回技術交流会のご報告

日時:1127日(土)14451715
会場:南7号館101教室

演1:「遺伝子DNAの傷に対抗する仕組み」14:45~15:55(質疑応答10分を含む)

師:理学部生命科学科 花岡文雄教授

講演要旨(予稿より):われわれ生物は、常に様々な要因によって、遺伝子DNAに傷を受けています。これらを放置すると、癌になったり老化したり、たいてい碌なことにはなりません。しかし生物はDNAの傷に対し、いろんな方策をめぐらして、それらの傷から身を守っています。この講演では、私がこうした仕組みに興味を持つようになったきっかけから、今現在、どのような研究をしているのかを分かりやすくお話したいと思います。

講師紹介:1968年東京大学薬学部製薬化学科卒業。70年東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。73年同上博士課程修了(薬学博士)。73年4月〜80年3月東京大学薬学部助手(この間、76年4月〜78年9月、米国ウィスコンシン大学マッカードル癌研究所博士研究員)。80年4月〜89年7月東京大学薬学部助教授。89年7月〜91年3月理化学研究所主任研究員(放射線生物学研究室)。91年4月〜94年12月同上(細胞生理学研究室;研究室名改称のため)。95年1月〜2002年3月大阪大学細胞生体工学センター教授(細胞構造研究分野)、理化学研究所中央研究所招聘主任研究員(兼務)。02年4月〜07年9月 大阪大学大学院生命機能研究科教授(時空生物学講座)、理化学研究所中央研究所招聘主任研究員(兼務:但し06年3月まで)。07年10月〜現在 学習院大学理学部教授(生命科学科)。

日本薬学会奨励賞受賞(哺乳類細胞遺伝子複製機構の遺伝生化学的研究)(89年4月)。第39回内藤記念科学振興賞受賞(高発がん性遺伝病細胞を用いた遺伝情報維持機構の解明)(08年3月)。日本薬学会学会賞受賞(ゲノム情報維持の分子機構に関する研究)(09年3月)。

                    

演2:「加熱調理の制御を目指せ・調理工学によるアプローチ」 16:05~17:15(質疑応答10分を含む)

師:東京海洋大学 福岡美香准教授

講演要旨(予稿より):私たちは、日々食材に対して何らかの加熱を行っている。加熱は、消化を助けるためであったり、食味を良くするためであったり、さらにヒトにとって危害となる因子を除去するためであったりと、多くの役割を担っている。安全性という点に着目すると、加熱不足は、ヒトにとって危害となる微生物の増殖を引き起こし、一方で、過度の加熱は、新たな危害物質の発生を生じる可能性もある。実際の調理や食品加工の工程で、どのように熱が伝わり、その結果として生じる食品素材における変化を記述できるようになれば、素材に最も適した加熱温度や時間を予測することが可能になる。高品質な調理ができる加熱機器の設計や制御に役立ち,また過不足のない必要十分な加熱を行うことで、省エネルギー化も可能になる.伝熱解析をベースに,素材内部に生じる温度変化や反応の進行をアニメーションで示した例を紹介する。

講師紹介:1998年 学習院大学理学部化学科卒業。90年 東京都立大学(現、首都大学東京)理学研究科修士課程修了。90年 東京ガス(株)。91年 東京水産大学(現、東京海洋大学)助手。2005年 東京海洋大学准教授。